※銀魂 幼なじみ夢主×神威 ずっと背中を追い掛けてきた。 『今回こそは絶対に勝ってみせるから!』 「無理だよ光。此処は女がいれる場所じゃない。」 『い、今に見てなさい!女の底力を甘く見ると痛い目に遭うわよ!!』 「ふーん。じゃあ、ヨーイドン。」 『えっ、痛ぁっ!』 「ハイ残念。光の負けだヨ。」 『な!ず、狡い!』 「実戦は何でも有りだよ。生きるか死ぬかなんだから。」 『それは、そうだけどっ...』 「だろ?じゃあやっぱり光は負け。」 『あ、諦めないから!』 「まだ続けるの?光には無理だよ。」 『やってみなきゃ分からないわ!』 「もう十分やったじゃないか。それに素質がなきゃ意味もない。」 『っ...』 「他の師団をあたったら?多分光の容姿だけでも採用してくれるヨ。」 くるりと背を向け、遠ざかり始める神威。ここで引いたら一生追い付けない気がする。思うよりも先に声は出ていた。 『...それじゃ意味ない。』 「ん?」 『第七師団じゃないと..神威の師団じゃないと意味ないの!そうじゃなきゃ神威の隣に並べないっ!!』 勢いに任せて言い放ってしまった。慌てて口を塞いだけど、でも神威は笑っていて、 「合格。」 ------------------------ 『...え?』 「だから合格。」 『...よく意味が分からないんだけど。』 「このテストはね、光の強さを試すためじゃなくて、ホントの気持ちを聞き出すためのものだったんだ。」 『ええっ!?』 「光ってば俺の隣に居たいって中々言わないんだもん。」 『し、知ってたの!?』 「うん。」 『じゃあ何でわざわざ遠回りなこと...』 「だって直接聞きたいダロ?それに可愛い光も見れたしね。」 『っ!』 「ずっと俺の隣に居なヨ。」 |