リク:クリームパラダイス




最近鏡の怪異と遊ぶ。

俺の模倣をする鏡じゃなくて、斬島が廃校舎の任務で退治した斬島の模倣した鏡の怪異で、何故か斬島の跡をついてきたみたいで困ったものだ、と斬島が溜息を吐いてた。

肋角さんも悪戯の度が過ぎなければどうでもいいらしくて、そいつはぶらぶらと鏡を通じて館に入り込み、斬島に悪戯や勝負を挑んでた。模倣はするけども完全には真似できなくてだから勝負はいつも負けてんだけどどうみても俺よりも強いですありがとうございましたあ!

で、よく遊ぶきっかけとしては単に俺がチョコケーキを食べていたらなにそれ?なにそれ?と近づいてきたから一口食わしてやっただけ。花がぱあって開いて舞うような笑顔で、こっちとしては斬島の顔での笑顔で一瞬鳥肌がたったけど・・・とっても幸せそうな顔をしたのが最初。

斬島じゃないけど、斬島の顔で笑顔を見せるもんだから面白くてそこからいろんな駄菓子やお菓子、洋菓子とかあげてた。いや、まじおもしれー。
斬島に一回、写真をみせたら無言で破られどこかに早足で行ってしまったり。もちろんどこに行くかってのはわかったし、予想通りパッリーンと鏡の割れる音に斬島の普段見ない行動に腹を抱えて笑ったりとか。

いやあ、自分が優位に立てるってすばらしいと思う。
ポロリとそんな事口にしたら田噛に立場を思い出させてやるよってまた任務に連れていかれて怪異の群れの中に放り込まれたのも真新しい記憶。田噛こあい。



「てかお前いつまでここに居座んだ?そろそろ家?あ?家?ん、まあ家に帰れば?」
「?」

え?何?とうまい棒を咥えながら首を傾げる鏡。俺の駄菓子を当たり前のように食い荒らし気に入ってたはずの斬島を放置して俺の跡を追いかけるようになった鏡の怪異。ほとんど俺の部屋にいてむしろ家がこの部屋みたいな。
俺もお菓子も勝手に喰ってるしそろそろどうにかしたい。って谷裂に相談したら自業自得って返された。構いすぎるのが悪いって。

ちょっと遊んだだけなんだけどなー。


「鏡の中にかえりなさいって事」
「・・・わかった」

わかったとか言いながら俺のほうに向かってくる鏡。食べかすを口につけながら近づいてくる鏡の手にはホイップクリームのスプレー。おま、俺の冷蔵庫さえも漁りやがったな。

「かえる。けど、頂戴」
「頂戴?・・・あー、まあ、いいよ」

ホイップクリームのスプレー気に入ったのかね。お土産にあげてもいいやと返事した途端、鏡が突然、ニンマリと笑って俺の首を掴んで押し倒した。ワッツ!?

「――ちょ、何すんぐ・・・ぁっぐ、げほっ!」

スプレーを口に押し込んできた鏡はあろうことか俺の口の中でクリームを出しやがった。入りきらないクリームが口から溢れ、鼻に入り喉に引っかかり咳き込む。
白いクリームが口元を汚し、胸元も汚した。
まだ咳き込んでる俺をケラケラを笑う鏡。笑う事に満足した鏡は今度は飛び散ったクリームを舐め始めた。

「やめろって・・・ひ」

明らかクリームが飛んでない脚に手が這う。撫でる様に這う手にビクリと震えればそれを面白がる鏡。さっきの頂戴の意味を理解した俺は違うから!間違いだから!と叫ぶ。

「そう言うつもりで言ったんじゃないぃひゃぁ・・・!」

ファスナーを降ろした鏡があろうことかそこにスプレーを噴出しやがった!
トランクスの合間からクリームが入り込み俺の息子がクリームに襲われる。しかもそのクリームの泡の柔い感覚が刺激してそんなつもりなかったのに甘ったるい声がでた。も、もうやめてくれ。勘弁して!

「ぅぁ・・・ぁ・・・ゃ」

その感覚に悶えてる間にズボンはひき下ろされていて鏡が俺の男性器をクリームと共に舐め始めた。ザラリとした感触。俺の息子は勃起してて、それを手で持ち飴のように舐める鏡。それで、さっきの上手い棒みたいに俺のを根元まで咥えやがった。しかも斬島の顔というそれに襲われてるって意識がわかなくて、ジュルリと吸い上げられた時には腰を浮かせてイってしまった。鏡の、斬島を模範した鏡の口の中で繰り返す射精。罪悪感と羞恥感で俺は顔を真っ赤にして涙を浮かべる。

「〜〜〜も、いいだろ、やめろよ・・・」
「まだやだ」

口についたクリームと精液を舐める鏡が、今度は俺の尻にスプレーを向けて―――何をされるのかわかった俺は逃げようと暴れる。
けど両足を掴まれた。斬島の模範をしてる鏡の怪異の力はやっぱり俺より上だから強くて、縛りから抜け出せない。

「やめ、いぁあ!」

中で膨張する感覚。中にクリームを噴射する鏡はいつまでもそれを止めてくれなくて、その苦しさと圧迫される時の痛くないむしろ気持ちいとさえ一瞬感じてしまった痺れに二度目の絶頂。勃った性器から出た精液が虚しく宙に跳ぶ。

「ぁ、ぐ、くるし・・・鏡、もう、もういいから、もう、止めて・・・」
「まあだ」
「――!それはやめろ、止めっん、ぁああぁ!」

二回目の絶頂に力なくぐったりとする俺に見せびらかしてきた鏡のそれ。俺のよりも立派に反り立つ性器を自慢げに見せてきた鏡は、制止の声など気にも留めず俺の尻に、押し込んだ。更に俺の中を拡げ圧迫していく感覚に我慢しきれない身体が震える。押し込んだ性器との間からクリームが零れていく。

「ひっ・・・は、あ、ぁ!」
「兆野、好き。甘い」
「あっ、ぅぁ・・・ぁふ・・・ぐ!」
「きもちい」

奥へと突かれる度に意識が飛びそうになる。助けて止めてと叫ぼうにも喘ぎがそれを邪魔する。鏡が口を合わせてきて訳も分からず何も考える余裕もなくただ、鏡が舌を入れてきて流されるままに同じように舌を絡める。
下腹部の快感に何も集中できない。

「んぐ・・・、ぐ・・・っん、んっんふっ!」

絶頂しそうなのか更に激しくなる動きに、もう喘ぐ事しかできない。壊れてしまいそうな、意識が飛びそうな動きに鏡にへばり付き耐える事しかもうできない。

「ひっあっあっあぁっ!!」
「―――・・・!」
「んぁあ・・・!!」

奥へと押し込まれブルブルと震える鏡。俺も達してしまってビクビクと反り、声にならない叫びを喉で震わせる。


「ごちそうさま!」


元気にそう告げてきた鏡に殺意を覚えながらも引き抜かれた後に熱で半液状化したクリームが吐き出された。


精液と一緒にゴポリと不快な音を立ててこぼれてくるそれにまた、軽くイってしまった――――――



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