※田噛がゲスい 「服脱げよ」 そう言われた最初。 田噛先輩に自室に呼ばれて、一言めだった。一瞬何を言われたのかさっぱりわからなくてどもりながら私ですか?と返せば、お前以外誰がいるんだよクズと舌打ちされた。 なんで突然。もしかして何か仕事の邪魔になるようなことしてしまったのか。特務科に来て日が浅い私は何にたいしてもオロオロとしてしまい先輩達に迷惑をかけている。それでもなるべく邪魔にならないように努めてきたのだけど。 どうしようどうしようとオロオロしだし立ち尽くす私を先輩は強引に引っ張り床に倒した。思考が追い付かない。恐怖に怯えながら顔をあげれば私を見下ろす顔。 橙の目が冷たく私を見る。そして歪な笑顔が浮かび私を詰る。 「お前、特務科に向いてねえな」 「っ・・・」 「役に立つ所か邪魔しかしねえよな。なあ?」 「・・・ご、めんなさい」 「謝罪を口にするなら、役に立てよ。その身体は飾りか」 靴裏が肩を踏みつける。役に立てない。いつまでも迷惑しかかけられない。邪魔。田噛先輩の言葉が私の弱さを抉る。 そんなのわかってる。けど、肋角さんが私を拾ってくれた。こんな私を。だから報えるように頑張りたい。 役に、たちたい、 涙が溢れる。 「っ・・・どすれば、役にたてますか」 その言葉に先輩はさも楽しげに笑った。 「こ、れでいいですか」 「下着もとれよ馬鹿」 「・・・」 服を脱げと言われて、下着以外脱いだけど、下着も、と睨まれた。けど、と口に出したらドスのきいた声であ?と言われる。さっきの踏まれた事を思い出してしまい体が跳ねる。 「脱げ」 「っ・・・は、い」 下着をはずす。完全な裸体をじっと見られてだんだん羞恥心にかられてくる。先輩は上から下をなんども見ていて、鼻でわらってくる。 「貧相だな」 「っ、ぅ、すいませっ!?」 先輩が私の乳首を摘まんできた。ぐいと掴まれぐりぐりと弄ってきて時々感電するような妙な感覚がやって来て声をもらしそうになる。 「声だせよ。黙ってんじゃねえ」 「っ・・・けどっなんかっなんか」 「オラ」 「ひぐっ!?」 先輩の手が、股にはいる。 突然そんなことろに手をいれてきて変なことをしだした事に驚いたけど何より中に入るヌルという変な感覚に震えた。 「っあ、先輩、なんかっ・・・やめてくださっ・・・あっぁ」 クイと中にある指が曲げられて、すると足に力が入らなくなって先輩の肩に寄りかかってしまう。 圧される度に体が跳ねる。なに。へん。けどくせになりそう。 「ぁっぁっあっ!」 「気持ちよさそうな顔しやがって変態」 「ちがっぁっあっ、なかっなかっ!」 ジュプジュプと下から音がして、粘液がでて濡らしてる。 なに。 なになに。 「ぁ、ひっ・・・っひやっ、やっ!やめっやめっ・・・」 ピクピクと痙攣が止まらなくて、なにも考えられなくて先輩に抱きついたまま声をもらしてると、頭の中がすぅっと白くなっていった。 き。も。ち。 「ぁっぁっぁっ!ひ、きもちいぃっ・・・!!」 電撃でも食らったみたいに体がはねた。からだはいうことが利かなくて脱力感に襲われる。 「ぁっ」 ベッドに押され倒される。上半身だけベッドに乗っかった状態で、それでも支えができたことが助かる。 田噛先輩の手がおしりをつかんだ。 「特務科にいたいなら俺に媚びろ。そうすりゃあどんなにクズでも馬鹿でもいい夢みせてやるよ」 「っぁ、なに、っい!いたっ!あっやあ゛ぁ!!」 尻を引っ張られてなにかが触れた。そこから中にぐっと押し込まれて、擦れる痛みが身を襲う。 痛みから逃れようと身をねじるけど田噛先輩が逃がしてくれない。中にはいったそれは強引に圧し拡げて埋まった。 「―――ぁっあー・・・せんぱ、いぃ」 「おら、媚びてみろ。どうか好きなように可愛がってくださいってな」 「っ・・・」 「それとも痛いのがいいか?」 「い、た、いのやだぁ・・・」 「なら媚びろ」 中に埋もれたまま。痛い。これよりいたいことされるのいや。いや。 「すっ・・・すきなよ、にかわいがって、くだ、さい・・・ぃはあっ!?」 埋もれていたのが動いた。うごいただけなのに下腹部がぴりりと痺れて熱い。痛みが少しずつ消えていくと次に来たのは甘ったるいしびれ。 「ひっ・・・はぁ」 「慣れたか。――オラ」 「――ひぃあ!!」 ゆっくりと抜かれていく圧迫感はけど完全に抜けることはなく、ぎりぎりまで引いたら、また奥に、しかも強く押し込んできた。 圧し開くその、知らぬ感覚にシーツを強く握り震える。 「―――ひっ・・・」 「締まりつえぇ、よ」 「っっぁ!あ!あぁっ!ぅあぁっあっあっあっ!」 何度も奥に押し込まれて下腹部がガツガツと揺れる。引き抜かれるときと押し込まれる時にうまく表現できない痺れが襲って、まともな声がでない。呻くような、喘ぐような言葉にならない発音。 けどいまはそれを気にしてられない。 気持ちが良い、から。 「あっあっ!あ!あぅあ!っあ・・・!!」 「だすぞ、」 「んぐっ・・・っっぁぁぁっ」 のし掛かってくる先輩は熱い。荒い息が耳元にかかって溶けそう。下のほうから粘っこいなにかが足を伝う。熱い。 また、先輩が動き出した。 「―――ひっぐぁっ、あ!あ!」 さっきよりも大きくグチグチ音がなって押し込まれるたびに粘着質ななにかが腿から下に垂れていく。 「もう一発くれてやる」 「やっぁ、ああ!あっ!あ!あぁ!あ!ぅ、あ!ぁあっ!!」 痙攣。さらに股から溢れるなにか。なにかわからないけどはじめての気持ちよさにもう嫌な気持ちない。 むしろなんだか毎回こんなことしてくれる先輩を尊敬できそうな気がする。 「ひ、ぁ・・・しぇんぱいぃ・・・きもちいっ」 「この牝豚。きちんと俺だけに媚びてろ、そしたら可愛がってやる」 「ひ、ぁ、ひぁい」 よくわかんない。なんで先輩にだけ媚びなきゃならないのか。 けど、嫌なことしないなら可愛がられたい。 かわいがってください [*前] | [次#] |