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つめこみ

Twitterメモ垢に壁打ちしてた文とかネタとか。
CPごっちゃ。

(伊奈スレ)
微睡みの中で微かに温かい手が頭を撫でる気配に狸寝入りを貫いたのは、相手が伊奈帆さんだったから。いつもの無表情のまま撫でられ続けているこの状況をどう思えばいいのか見当もつかない。ただ、硬い机に突っ伏していたことを忘れそうになるくらい髪を撫でる指先は、心地よくて憎らしい。

なにも僕は人の苦しむ顔を見て快感を得るだとか、そういった趣向なんかは持ち合わせていないんだけど、スカイブルーの瞳が不快感や羞恥心で曇るを見るのは、すごく、好きだ。(お題:甘い蜜のような)

とどめを刺したつもりの君は僕の命が完全に断たれたかの確認を怠ったのだ。姫を連れて逃げる背中を、深傷を負った僕が追いかけられなかった悔しさは、何年たっても鮮明に胸に秘めてある。君との再会の日まで、大切に。(お題:君がいたから強くなれた)

銃弾よりも厄介な視線を持ち合わせのネクタイで遮ったのは正解だったと思う。触れているのは僕で、快楽を引きずり出しているのも僕だけど、熱のこもった喘ぎと共に吐き出される名前は、彼の最愛のお姫様のものだ。彼女の代役はこんなにも簡単で、泣きたくなるほど苦しい。(メロウのプロットのようなもの)

二十歳を迎えたその日にコウモリを捕まえて、記憶が飛ぶんじゃないかってまで飲んで、気が付いたらベッドに押し倒したプラチナブロンドがひどく扇情的でなにもかもすっ飛ばして勃起したけどアルコールが回るとイけないって都市伝説じゃなかったんだな。「どうしよう、イけない」「知りませんよばか」(平和な伊奈スレ)

この人にだけは知られたくなかった、僕の這いつくばるような独りよがりは隠そうと思えばそれほどぎこちない反応になって結局は勘の鋭さと一枚上手の知識に敗北した。そういうことは気にしない性格だと思っていたのに、どんどん首を突っ込んできて挙げ句矯正するなどと言い出した。
「床オナってよくないんだよ。普通のセックスじゃイけなくなるかも。それでもいいの?」どうしてそんなところにまで知識の根を伸ばしているのかはさておき、生理現象を弱味として握るのはどうかと思うが、もしこれを姫様に吹き込まれてしまえば僕の人生は終了も同然で、結局彼に従わざるを得ないのだ。
「よくないって貴方言いましたよね?だったらどうして強要なんて」「こんな機会滅多にないし、君が気にすることじゃない」腕をネクタイで拘束され無様に床に転がるコウモリの尾てい骨に乗せた脚に力を込める。強すぎず弱すぎず。床に刺激されて芯を持ち始めるのにはさほど時間は要しなかった。

だって君はお姫様が好きで、僕になんて敵意とか嫉妬とかそういうものしか見せたことがないじゃないか。思慕と恋は違う?じゃあ君のお姫様に向けられいたあの視線は?笑顔は?僕の一方的な感情の押し付けは、君にとって障害だったはずだ。「それでも僕たち両思いなんですよ。界塚伊奈帆。」

本当の敵は地球ではなく火星の皇帝陛下となった前線で、紆余曲折あった界塚伊奈帆と再び手を組むことになる。彼は姫様の血液ごと恩恵を受けているらしく、アルドノアドライブの起動及び強制停止も可能だと言う。皮肉にも僕は姫様からの恩恵は起動権だけだと言うのに。
そして決まって彼は恩恵を悪用し、僕に悪意を要求する。「また、停止させましたね?すぐにでも出ないと姫様が危険に晒されているのに」「君は起動権と僕、どっちが欲しいの?」「それ、は…貴方です、けれど」「相変わらず下手くそな嘘だな」
(伊奈帆さんから恩恵授かるのって屈辱的なんだろうなってIF)

隣で寝息をたてていた君の白く眩しい首筋に年甲斐もなく悪戯心が芽生えて、小さな花弁のようなしるしを残した。僕の微かな独占欲に、もし気が付いたら君はどんな顔をするのだろう。
(キスマーク漫画めも)

追い詰めた先に見えたのは輝きを失った青色だった。1年半近く前に見たときよりも鮮明に、むしろ色以外の生きている証も見透かせる瞳は意思に反して解析を続ける。感謝と言っては皮肉なものだと思うけれど、君は奪うどころか与えてしまったのだ。
(僕という脅威/伊奈→スレ)




(伊奈ユキ)
「38.6℃」「えっ、何なおくん」「風邪を拗らしたでしょ、頭痛のやつ」「ちょっと熱っぽいけど平気」「嘘だね。ユキ姉は嘘をつく時少し脈が上がるんだ」「…あーあ、もうなおくんの前で嘘つけないなあ」「今日は大人しく寝ててね」「はあい」(こんな眼なくてもわかるんだけど)


(伊奈スレアセ)
「寝顔はかわいい」「スレインの寝顔、とってもかわいいでしょう?」「起きてると猫みたい」「つり目ってことでしょうか?そこもかわいいですよね」「それはわからない」ああ、このまま喋って動かなければかなりかわいいのに、なんて歪んだ何かはどうして僕の中に芽生えたんだろう。


(スレアセ)
姫「王様ゲームをしましょう、二人で。私が王で」スレイン「あーっ!姫様困ります!あーっ!あーっ!困ります!姫様あーっ!あーっ!」

僕の神様はアセイラム姫殿下だけで、世界は貴女で回り続けているけれど、なにより僕は宝石のような瞳を絹糸のような髪をあどけない笑顔を誰よりも知っていた。今年火星で生まれた子供たちは神様の美しさを知らないのだ。(アセイラム教こわすぎ022ボイスこわすぎ)

「スレイン」少女の声は僕の名前を呼び、長いまつげの奥から覗く瞳は僕を映す。濁ったような輝きは火星の文明の産物で、僕には無縁のものだった。姫様の命を救うまでは。彼女を動かす輝きは、まさに命そのものだった。(姫様がアルドノアドライブで心臓動かして生きてたらどうしようって話)

ぼくのおひめさまはきれいでいなくちゃいけない。顔も身体も髪も瞳も。そういえば、彼女の愛した憎らしい地球の輝きにも似た瞳は伏せられたままだっけ。まあいいや、ようやく手に入れたのだから。

自由に飛び回るための翼は僕が奪って、晴れることのない空に羽ばたく。憎まれようと恨まれようと、自由の効かない貴女は僕のそばから離れることは決してないのだ。(姫様の羽を奪ってウミネコにクラスチェンジ)

貴方は青い薔薇を「不可能」だと言ったけれど、伊奈帆さんは「夢叶う」と言ったのです。今の貴方にぴったりなんです。だからスレイン(ひどい夢をみた)


(スレレム)
私は貴方と婚約出来て嬉しいわスレイン。なんて言うとでも思った?きっと事実上私と婚約していても貴方は、お姉様の思い出で生きていくのでしょう?貴方のそういうところ、大好きよ。貴方は知らないと思うけれど、私の影にいつもお姉様を見ている顔、とても可愛いのよ?大好きよスレイン。

「貴方が好きよスレイン」「は、身に余る光栄です」違うのスレイン。私の好きはきっと貴方に届かないままなのね。わかっているわ。だって貴方のことが好きなんだもの。だからこれは独り言として、一生言わせて貰うわね。「愛しているわ」

私が口に出す言葉は全部嘘なのよ。気づいてないかもしれないけれど、「大嫌い」と言ったのも「お姉様の代わりでいい」なんて言ったのも全部全部。
(レムリナちゃそはあまのじゃくかわいい)


(ハーレム)
「スレインを見るときの貴方、気持ち悪いわよ?」「はい」「あら、否定しないのね」「仮にも皇帝陛下の血族の者に私のようなものが口出しなど」「スレインにもお祖父様にも秘密にしてあげるわ。これは命令よ」「では失礼ながら。貴女もスレインを追う視線はとても見せられたものではありませんが」

「命令よ、私の悪いところってどういうところかしら。容赦なく言いなさい。これは命令よハークライト」「では、僭越ながら(レムリナに対するダメ出しを十行ほど)」「そうね、私はそういう人間だものね。今さら何を言われても平気よ。でもハークライト。私を慰めなさい。これは命令よ」

「ハークライト、貴方は知らないでしょうけどスレインは優しくて上手なのよ」「そうなのですか」「あら、面白くないわね。血相変えて噛みついてくるかと思ったわ。嘘よ、全部嘘。私とスレインはキスしかしたことがないの」視界の端には少女の純潔。
(コスモスの花言葉:少女の純潔)


(スレザー)
貴方という最悪の敵を亡くした僕の気持ちもあの日死んだのだ。貴方がしたことは許されるべきではないけれど、愛した人も憎むべき対象も僕の邪魔をした相手もみんないなくなってしまったこの世界で僕は一人だった。やっぱり死んだのは僕だったのだ。(スレイン男爵)

アルコールの味はここ数年で覚えたつもりだった。ただ今日のは味も余韻も最悪だ。気持ちの整理がついた僕の気紛れが見付けてしまった、彼の隠された遺品の中に埋もれた自分の生まれ年のワインと簡素な祝言が、まるでラブレターのようだと思ってしまったからに違いない。

祝言と彼の名前を添えられた紙切れは、保存状態が良くなかったせいか酷く褪せていた。何百年と前のものみたくも見えたが、宛は間違いなく僕の名だった。こんなもの隠していた彼は、本当にこれを渡すつもりだったのだろうか。『スレイン・トロイヤード。味を知った貴様にくれてやる。』

まるで天秤にかけるかのように、朦朧とした意識の中降り注ぐのは救いではなく駆け引きの言葉だった。藁にもすがるなんて言葉が、自分の中にも存在したのだと初めて知った日から15年、二度までもその藁にすがろうとは。やはり血なのだな、スレイン・トロイヤード。


(トロザー)
自分より一周り年下の相手だということも、男だということも、すべてが心に呵責を住まわせている。なのに毎日病床にやってくるのだ。当たり前だ。担当医がストライキなどしてみろ、直ぐ様星から追放してやる。躊躇いがちに様子を伺う顔に今日も伝えてやるのだ。「誰のせいだと思っている?」

慣れない重力と深傷を負った心身で、劣等人種を目の前に反発する余力も持ち合わせなかった。今や拾われた命は侮辱の如く、憎き下級民に弄ばれている。きっと、医療に携わる者ではないのだ。私を救った数々の不器用が物語っている。そして料理も不馴れと見た。ただ、味だけは称賛に値する。

あの日見たこどもはすっかり目から光を失いかけていた。初めて目に宿した光を見たのは、15年も前になる。ヴァースから見下ろす地球のような、澄みきった憎い青を持つ赤子を抱いた研究者は、妻を思い出すと穏やかに微笑むのだった。少年になった彼は研究者の生き写しのようだと思った。(トロイヤード博士はスレインを見て、奥さんを思い出すけど、奥さんを知らないザーさんはスレインとトロイヤード博士がすごくよく似てると思っていると思うんですよ 実際似てるトロイヤード父子)

『頃合いを見て渡すつもりだ』とまだ抱えていないと移動もままならない幼子を見て彼が言うものだから少し笑ってしまった。「何が可笑しい?」「いえ、僕は何もないのに、まだこんなに幼い息子に気の早い用意をしているから」「元はと言えば貴様が何も望まないと言ったのだ」(ワインの話)

超古代文明は月の輝きを奪って大きな爪痕を刻んだ。研究室と僕と息子は幸いにも、大災害から逃れた地あった。そしてその残骸が零れてくるのは研究者として好都合だった。目の前の欠片も、僕には宝石のように見える。「救いを求めるのならば貴方を連れ帰ります。きっと貴方を救えるのは僕だけですから」(トロイヤード博士より、愛と好奇心を込めて)


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