039
「…、クザンさんが…、辞めた?」
少し有名な海賊を捕まえて、部下とともに海軍本部へと帰ってきた。そこでガープさんから知らされた事実。辞めたということは、サカズキさんが"元帥"になる。
「これ、預かったぞ」
「ビブルカード…?」
「クザンのだ」
「…、クザンさん…」
私の手の平で、少し動く小さな紙。不思議と冷たかった。約束…したのに…、クザンさんのバカ…。
「わしじゃ不満か…?クミ。」
「サカズキさん…、」
私の目の前には眉間に皺を寄せたサカズキさん。
「いえ、そんなことは…、今クザンさんはどこに…」
「新世界に…いる」
「…、新世界」
「クミも新世界に異動するんだったな?」
「はい…、」
「わかってるな?…、間違いは起こすな」
「…はい。」
私は"元帥"に信用されていないらしい。センゴクさんも信用してくれなかったな…。クザンさん…、元帥がサカズキさんになった海軍は、どう変わっていくんでしょうか。あなたは…、どこにいるんですか。
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