ヤンデレというか、ただLINEがしつこい嫉妬深い赤司でした。その後を少しだけ小説にしましたのでどうぞ。メグミさまリクエストありがとうございました。
マネージャーのなまえがいつまでも携帯を触っているのを見損なった火神は近づいて声をかけた。
「いつまで携帯いじってんだよ」
「火神……うん、ごめん」
「彼氏か?」
「うん、大切な……彼氏」
「……彼氏いたのか」
少しだけショックを受ける火神だったが、特に気づかないなまえはまた通知が来ている携帯の画面を見た。
京都に行ってからだ、こんなにも束縛が激しくなったのは。もちろん嬉しい事だが、同じ部活の黒子と仲良く出来ないのは辛い。
「でも、愛されてるってことだよ」
「ん?何だって?」
「いや…独り言」
愛されていると自分に言い聞かせるしかなかった。なまえも赤司を愛しているから、何も言えない。
「殺されるかも知れませんね」
「「わっ、いたのか」」
慣れているのか、驚かれても黒子は表情を変えずなまえを見た。
「もし、私が浮気したとしたら…その浮気相手と私は確実に殺されるね」
「どんな彼氏と付き合ってんだよ…」
「それでもいいよ……赤司に殺されるなら別に。」
「なまえさんも絶対に浮気しませんね。それに、赤司君が浮気したらその相手を殺しそうです。」
「……お前ら恐い。」
赤司が世間でいうヤンデレなら、なまえもそうなのだ。ヤンデレ同士うまくいくだろう、と黒子は微笑みバスケの練習に戻って行った。
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