麦わらの一味でほのぼのというリクエスト、エミさまありがとうございました。
何が書きたかったのか、いまいち私にも分かりませんが一味の日常を目指したつもりです(笑)
その後の小説をどうぞ。
ズルズルッとそうめんを吸う音が色んな人から聞こえる。
最近買ってもらったスマホを投げ捨て、一目散にダイニングキッチンに走ったルフィはもう食べ終わろうとしている。
「疑問に思ってたんだけどよ、なんで全員にスマホ買ってくれたんだ?」
「島についてすぐにバラバラになるでしょ?」
「その時の連絡手段か」
「そういうこと」
ウソップとナミの会話に一同は納得するが、ロビンがある疑問を口にした。
「何かに巻き込まれやすいルフィがその時にLINEなんて見るかしら」
あっ、と声を漏らしたのはルフィ以外の全員だろう。話の中心になっているとは知らず、そうめんを食べ終えたルフィはおかわりを注文していた。
「そんな事に気付かないなんて…私馬鹿だった…」
「ま、まぁ、楽しいしいいじゃねェか!」
「楽しい?あんた…どれだけお金がかかったと思ってんの?」
10人分のスマホを買うのだ、想像以上の金額になっただろう。それを支払えたのはナミが貯金してくれていたおかげだ。
「次の島で売ろうかしら。」
「「え〜〜〜〜〜」」
「文句言わない!」
「…………落としちまった」
「は?ゾロ……なんて言った?」
「携帯落とした。」
「どこに?」
「海に…」
ナミが爆発するのは時間の問題だ。今頃海の中にある緑のカバーのスマホを哀れに思いながら最後の一口を食べた。ルフィはといえば、サンジの足にしがみ付き三杯目を要求している。
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