メンバー消去番外編! Summer Special!!! ーーーーーーーーーー 「いきまーす!!!」 「いけー!!!ルフィ!!」 「ルフィ!!!!」 高い崖から池へと飛び込もうとしているのは、私の好きな人で麦わらの一味の船長。その崖の近くでルフィを応援するのはウソップくんにチョッパーくん。 ジャボンッッ!!! と音と共に浮き輪をつけたルフィが池へと飛び込んだ。爆笑に包まれる。 「バカね。ほんと。」 「足を踏み外して、崖に頭をぶつけて血の池にならなきゃいいんだけど。」 「こえーよ!!」 ウソップくんがロビンちゃんの言葉に遠くからツッコんでいた。笑いがこみ上げる。 「泳がねェのか?」 浮き輪を手に持って、池に足をつけて座る私の隣にやってきたルフィは首をかしげた。水着をきたルフィは上半身裸で、目のやり場に困ってしまう。 「う、うん。私は、いい。」 「そっか。」 少し残念そうに笑うと、ルフィは私の隣に腰を降ろした。 「なーんだ、水着じゃねェのか。」 「一応下に着てるけど。泳がないからパーカー羽織ってるの。」 するとぱぁっとルフィの顔が明るくなる。みたいってことなのかな。 「脱げ!!」 「え、いやだよ!泳がないもん!」 「いいから、脱げ!」 ルフィはうずうずと体を震わせている。色気のない女の子の体みてどうするんだろう。みせないけど。 「脱がねェのか?」 「脱がない!!」 「ふーん。」 ルフィはニヤリと笑う。な、なんだろう、嫌な予感しかしない。 「じゃあこいつがどうなってもいいんだな。」 気がつけば私の手の中にあったくまちゃんがルフィの手の中に。また、この脅しか。 「わ、私にはうさちゃんがいるもん。」 「へー、水につけていいのか?」 「だ、だめ!!!」 慌ててくまちゃんへと手を延ばす。だけどルフィのほうが背が高いから届かない。 「い、意地悪!」 「いいから、脱げばいいんだ。」 「わわわわ、わかったよ!!」 パーカーを脱いで、投げ捨ててやった。 「っ!!!」 ルフィの持っていたくまちゃんが地面へと落ちた。慌ててくまちゃんを拾って、ルフィを見上げた。 「えっ、」 顔を真っ赤に染めたルフィは少しずつ後ずさってる。な、なにやってるんだろう。 「う、わぁぁぁぁ!!!」 ボチャンッとルフィが池に落ちた。 「ル、ルフィ!!!!」 「おい!なにやってんだ!!」 「こら!ルフィ!!」 慌ててゾロさんがルフィを引き上げる。 「って、顔真っ赤じゃねェか。」 「………なんだあの破壊力。」 「はぁ?なに言ってんだ?」 ゾロさんが首を傾げるけど、ルフィの顔の赤さは変わらない。 「かわいすぎだろー!!!!!」 ルフィが叫んだりするから、カァーッと顔が熱くなった。 水着姿にそわそわ (ビ、ビキニじゃない!!なんて素敵なんだ!!!)(サンジ…くん?)(おい!見るなよサンジ!おれのだ!おれの水着だ!)(いや、それは違うでしょ。) ーーーーーーーー まさかのビキニじゃないんですね。 ワンピース型に萌える男共。 戻る |