水の都ウォーターセブンでは色々おきた。メリー号が直らなくて、ウソップくんが一味を抜けてしまった。そしてロビンちゃんの行方がわからなくなる。

エニエスロビーにいるということがわかって、私たちはロビンちゃんを助けるために海列車で向かい、海軍たちとの戦いが始まった。



06:たとえそれが嘘だったとしても



「生きたい!!!私も一緒に海へ連れてって!!!」


ロビンちゃんの泣き顔を初めてみた。私も生きたいよ、なんてこんなことを考えてしまう私は最低だよ。

刻一刻と迫る、私の死。考えるだけで怖くて、最近は眠れていない。いつもはくまちゃんを抱きしめれば寝れたはずなのに。

「フミ、行くぞ。」
「う、わぁ!!!」

ゾロにお姫様抱っこをされて、塔から飛び降りる。そして飛んできた海列車へと着地した。

「フミ、痩せたんじゃねェか。」

ゾロに抱えられたのは東の海ぶりだ。最近は食欲もあまりない。

「………気のせいだよ。」
「…………。」
「こらゾロ!!おれのフミだ!!!」
「お前は手、離せなかっただろ。」

ルフィのゴムの腕を使って全員で海列車に乗ったから、ゾロは私を抱っこしてくれた。

「っ………でも…」
「ルフィ、今はロビンちゃんの救出だろ!」

サンジの言葉に、ルフィは納得いかないながらも、頷いた。







ロビンちゃんも無事救出して、ウォーターセブンへと戻る。最後に助けてくれたメリーを見送ることになった。ルフィがメリーに火をつける。

メリー、今までありがとう。ここまで私たちを運んできてくれてありがとう。メリーにちゃんと話してなかったよ、私死んじゃうって。でも、もうすぐ会えるよ。私も………メリーみたいにみんなを助けたい。最後に、なにか力になりたい。

今までの私なら、そんなこと思わなかった。弱い私ががんばっても無理だって、無駄だって思ってた。でも、私がんばるよ。メリーみたいに。


ーーーフミちゃん。みんなをよろしくね。
 

「っ!……メリー!!!!!」


私、だって、もうすぐ………。


ーーーいきる希望をすてちゃだめだよ。


メリー………ありがとう。

メリーが笑った気がしたのは、気のせいじゃない。


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