、、、先にこちらを見て下さい。





「昨日彼氏と……しちゃった…」
「ええっ!?」

ナミちゃんがどんどん大人の階段を上っていく。好きな人なんていないし、私には関係ないし。でも興味は合って、聞きたいし…ドキドキする。

「○○、顔赤いわよ?」
「だ、だって……しちゃったって…」
「もちろん……セッ…」
「きゃーっ!」

ナミちゃんとロビンちゃんに笑われる。興味がないわけじゃない…でも…私にはまだまだ先の話。恋に恋してたこともあったけど、好きな人なんて作れなくて…友達ばかりとはしゃいで笑って誤魔化す独り身なんだ。でもこれでいいの!

「お、おはよう!寝癖ついてるぞ」

クラスの男の子。明るくて元気で、結構人気がある男の子。初めて声をかけられたから、驚いちゃったよ。毎日は少し退屈で…恋をする夢をたまに見るくらい。恥ずかしくなって、私は急いで教室に入った。

「○○、おはよう…顔赤いわよ?」
「ロ、ロビンちゃん…!!お、おはよう!!そ、そうかなー……」

机に突っ伏して、赤いと言われた顔を隠す。もしも…好きな人ができたなら…手を繋いで帰りたいな。ナミちゃんとその彼氏を見ながらいつも思う、照れくさい夢。いつか…好きな人ができたらいいな。

ヤキモチをして、妬かれて……女の子はみんな持ってるそんな普通の気持ち。きっと私にもあるはずなんだ。そんなことを考えながら歩いていると、誰かに腕を掴まれて…驚いて振り返った。そこには一度だけ話した、クラスの男の子、ルフィくん。

「…話があるんだ…今日の放課後の4時10分にこの教室にきてくれ!!」

二度目の会話の彼の視線。心臓が鳴り止まないのはどうして…?顔がどうしても見れない。私は小さく頷いた。もし…もしね…告白なら…返事は…なんて考えちゃう。そんなこと言われたらだって…気になっちゃうよ。

ガラッと扉が開かれて、ルフィくんは私へと近づいてくる。夕日でオレンジ色に染まったその顔がかっこよくて…心臓がドキンッと跳ねた気がした。

「…おれじゃ…ダメか?」

真っ赤な顔のルフィくんをじっと見つめる。心臓が速くなって…なんだか嬉しかった。もしかしたら……私も…ルフィくんのことが好きなのかもしれない。無意識に私はコクンと頷いて、自分の気持ちを伝えてた。


………―好きです。



ヤキモチの答え
(帰るぞと言って私の手をとるルフィくん)
(密かに願ってた願い事が叶って…)
(なんだか嬉しくて笑っていると…)
(なんで笑ってんだよ、と少し拗ねてる)
(だから私はナイショね!って言うと)
(ルフィくんは赤い顔して嬉しそうに笑った)



――――――――――――――――――――

HoneyWorksさんのヤキモチの答え-anotyaer story-。
歌を小説にしてみましたので、是非聞いてみて下さい。
絵が可愛すぎて、すごく萌えます←

HoneyWorksさんの歌、すごくオススメです。
過去に告白予行練習も書かせていただきましたので、そちらもご覧くださーい。


執筆 2013/04/13






戻る
×