「今日の○○ちゃんマジで可愛くなかったか?」 「確かに………」 真夜中の男部屋。男たちのいびきが響くいつもとは違い、小さなオレンジ色のライトを点けて、なにやら話していた。 「今日の肉うまかったな」 「お前は黙っとけ」 嬉しそうに笑うルフィの頭を蹴って、追いやったサンジは、頬を緩ませ目をハートにした。 「ナミさんもよかったけど…あの○○ちゃんは…やばかったな……あの、白い肌に映える黒い水着……」 「お前…怖ェよ。」 メロリン状態のサンジにウソップが冷静にツッコミをいれる。今日はビーチで皆で泳いだため、興奮が収まっていないようだ。 「おれはわかんねェ。」 「お、おま!○○ちゃんの男のくせになに言ってんだ!?」 「裸くらいみたことあるかんな、べつになんとも思わねェ。」 「チョッパー、お前は寝ろ」 「?、」 ウソップがチョッパーの耳を塞ぐ。ルフィと○○はクルーたちが知らない間に付き合い、キスをし、夜の行為までしていた。それを知っていたサンジは毎日のように泣いたとか。 「こらァ!クソゴム…お前は○○ちゃんと…○○ちゃんと…」 「ヤったぞ?」 「ぶっ殺してやる」 「今日はエロコックに同感だ」 「ずびばぜんでしだ」 サンジと、急に参戦したゾロと共にボロボロにされてしまったルフィは素直に謝った。 「で?どうだ○○ちゃんの体は…」 「おいお前等、チョッパーがいるんだぞ!?」 「柔らけェ。」 耳を塞ぎながらも、きちんと聞いているウソップの鼻からは赤い血が垂れていた。みな、○○の体を想像し、下心に溢れている。 「それから?」 「綺麗だ。」 「ぶ――――っ!!」 「なにを想像してんだっ!!!」 とうとうサンジの鼻からは血の噴水ができていた。ゾロも少し顔が赤い。ルフィは昨夜した行為を思い出すように、目を閉じながら話していた。 「感じやすい。」 「ぶふっ」 ウソップもとうとう鼻血を出してしまい、サンジなんて鼻血ダラダラと地面に垂れていた。 「どうだ?これ知ってたら水着なんてどうでもいいぞ?」 「お前が自慢気に言うな…ぶふっ…」 サンジにはダメージが大き過ぎた。もしもこれ以上聞くと、大量出血になってしまう。 「おれも○○の裸見たことあるぞ?」 チョッパーが可愛く言って、みんなが一斉にチョッパーを見た。ルフィは目を見開いている。 「チョッパーどういうことだっ」 「浮気か?」 「浮気っ!?おれは許さねェぞ。」 「診察だよ」 月に一度、麦わらの一味では健康診断が行われる。裸になり、あらゆるところを調べるのが可愛いチョッパーでは一味の女たちも許すだろう。 「「「ぶ――――――――――――!!!!!」」」 診察という言葉に変なことを想像したゾロ以外の鼻からは血が飛び出した。ゾロは顔を真っ赤にし、したを向いていた。 「おれ、医者になる」 「エロい!医者と患者とか…エロい」 「○○の体を診察したい。」 もしナミがこの会話を聞いていたら、今頃海の藻屑になっているだろう。幸い、今日は誰も聞いていない。 「みんな大丈夫か?」 少し心配そうにみんなを見つめるチョッパーが一番恐ろしいと、ルフィたちは実感し、ライトを消して就寝した。 流血注意 (ト、トイレトイレ) (おい、こらウソップおれが先だ) (おれ、○○のとこ行ってこよう) (クソゴム!お、おいマリモがいねェ!) ルフィたちはなにをするんでしょうね? 修正20131130 戻る ×
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