Episode.8
母の手紙の住所から、
電話番号が割り出された

――数時間後、沢海がやって来た

「はい.. どなたですか?」

「怪しいもんじゃ無いと思います..」

「もしかして、誘拐犯ですか?!」

「いいえ.. 小学校で
教師をやっております」

「ご用件は何なのよ?
他力本願とは面白い子ね..」

「進也君のアパート入居の、
連帯保険人になって欲しいんです..」

「分かったわ..半日程
掛かるけど、良いかしら?」

――桜田公園

「はぁ..まだかな」

横を見ると親子が
楽しそうに遊んでいる

「おーい、深堀!
交渉してきたと思うぞ!」

「ありがとう..ございます..」

「寝る所も無いんだろ?
今夜は泊ってけよ」

「迷惑..じゃないんですか?」

「丁度成人した娘の部屋があるんだ」

――山条の自宅

「おじゃましまー..」

「遅かったじゃない!!
料理が冷めちゃったわよ」

じーっと見つめられて頬が赤らんだ

「あら? 可愛いお客さんね」

「この子は深堀君、
家族環境が複雑でね..」

「まぁ、大歓迎よ! さぁ、
上がって上がって!!」

久しぶりの温かいご飯だった

お風呂を借りた後、
山条先生に勉強の悩みを話した


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bkm





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ページ配布したものの小説機能版です。
本文は行間文字間が少々広くなっていて読みやすいかと思います。
嫌な方はタグを外せば普通の表示ができると思います。
全体的に文字小さめです。
固定はしていないのでおそらくブラウザでサイズ調節すればそちらに従うようになっていると思います。(保証はできませんが……)
←見出しとかに付けてもいいかもしれない画像。他の画像はサイトに置いてあります。

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