大掃除..!!

――五十嵐宅

五十嵐 重吾
「今日は年末だし、
大掃除するぞ」

五十嵐 風磨
「じ、自分の部屋だけで良い?」

五十嵐 重吾
「それは駄目だ、手分け
しながら徹底的にやるぞ」

五十嵐 束子
(へそくりがバレないかしら..)

五十嵐 重吾
「まず、束子の部屋から」

「一見片付いてるが..
クローゼットはどうかな?」

"ドサ ドサッ"

五十嵐 束子
「出し忘れたゴミ袋が溜まってて..」

五十嵐 重吾
「取り敢えず庭に出すぞ」

五十嵐 束子
「この部屋は私が担当で..」

五十嵐 重吾
「リビング、キッチンも頼んだぞ」

五十嵐 束子
「去年のヘソクリ
行方不明になったしな..」

五十嵐 重吾
「よし、残りは俺と
風磨で綺麗にするぞ」

――父の部屋

五十嵐 風磨
「あんまり汚れてないけど..」

五十嵐 重吾
「普段見逃してるエアコンや
窓に焦点を当てるんだ」

――30分後

五十嵐 風磨
「ふぅー、結構埃あったね」

五十嵐 重吾
「お次は‥俺は風呂を磨く!!
お前はトイレを
ピカピカにしてくれ」

――20分後..

五十嵐 束子
「父さん、キッチンの
高い所お願い」

五十嵐 重吾
「ハシゴ持ってくから待ってろ」

五十嵐 風磨
(はぁ..一休みしよう)

五十嵐 重吾
「次は風磨のエリアだぞ」

五十嵐 風磨
「ゲッ‥何も隠してない
のんびりしてる
場合じゃ無かった」

五十嵐 重吾
「じゃあ始めるぞ」

「散らかっては無いが
違和感あるな..」

五十嵐 風磨
\3段だけはBOX
だけは死守しなきゃ../

「何で3段BOXが
裏返ってるんだ?
もしかして如何わしい
物があるのか?」

「風磨..白状してくれ」

五十嵐 風磨
「何か勘違いしてない?
ただのスクラップ集だよ」

五十嵐 重吾
「確信を得たい、見ていいか?」

――重吾はスクラップ集
1〜6を見た

「何だ、女の子にも
興味あるのか、安心したよ」

五十嵐 風磨
(女性向けの雑誌のだけどね..
あと、こういうファッションが
してみたいって思っただけ..)

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