――昼休み
五十嵐 束子
「商店街に占い屋さんが
出来たみたいよ」
五十嵐 風磨
「へぇー、そうなんだ」
大城 椿
「今なら初回無料ですって」
軽井沢 K子
「情報提供ありがとー」
大城 椿
「その代わり、
案内して欲しいのよ」
大城 豊
「それなら僕に任せて!!」
五十嵐 風磨
「じゃあ、4人で行くか」
――放課後
大城 椿
「商店街ってこんなに広いのね」
五十嵐 風磨
「アニメイトにも寄りたい..」
大城 豊
「辿り着いたよ!!」
軽井沢 K子
「随分小ぢんまりしてるわね」
占い師
「占いの館にようこそ」
大城 豊
「ペットの病気は治りますか?」
占い師
「病は気から、
声掛けで解決します」
大城 椿
「思い人と両想いになれますか?」
占い師
「他に狙ってる人が居るようです」
五十嵐 風磨
(ギクッ)
大城 椿
「どこ?! どこに居るの?」
占い師
「意外と近くに..」
大城 椿
「まぁ・・モテるから
しょうがないわね」
五十嵐 風磨
「ホッ..」
軽井沢 K子
「メイクが下手なので、
整形はアリですか?」
占い師
「100%失敗します、
メイクを上達する
努力をしなさい」
五十嵐 風磨
「希望の高校に入れますか?」
占い師
「男子校を受験したいのね..」
五十嵐 風磨
「何で分かったんだ・・」
占い師
「一番近い所は偏差値高い、
あと寮生活よ..」
大城 椿
「あたしは共学が良いな..」
五十嵐 風磨
(男子校って夢の国じゃん
勉強頑張ろ)
占い師
「お守り買ってく?」
五十嵐 風磨
「うーん..恋愛と学業で迷うな」
占い師
「МIXさせたのがあるけど、
他の運がガタ落ち..」
五十嵐 風磨
「じゃあ、他のも買います」
五十嵐 束子
「どうしたの?!
そんなに沢山
お守り買ってきて..」
五十嵐 風磨
「へへへ」
「運が良くなるんだよ..」
五十嵐 束子
「何かに憑依されてるのかしら..?
病院で観て貰った方が良いわね..」