ヤクザの卵
「ケッ..ヤクザの
仕事も楽じゃねーな‥」
「ん? あいつガンつけて来てるな‥」
「憂さ晴らしでもするか‥
「よっぽど自信あるんか?! ワレイ」
氷土 麗
「あの‥僕も悪になりたいんです!!」
ヤクザの卵
(下っ端って事がバレたら不味いな)
「ケッ お坊ちゃんには無理だろうよ」
\見ろよこのタトゥー/
氷土 麗
「そのシール文具アイランドで
売られてました」
ヤクザの卵
「ムムム..
じゃあコレだ、本物の銃だぞ?」
氷土 麗
「撃ってみて下さい!!
あの木目掛けて」
ヤクザの卵
「い、今は‥弾切れ中だ」
(奥の手だ..)
「この白い粉が分かるか?!」
氷土 麗
「・・・風邪薬って
書いてありますよ」
ヤクザの卵
(くそっ 詰めが甘かった)
氷土 麗
「あっ、あそこに警官が!!」
ヤクザの卵
「マジ?!」
「に、逃げる必要ないけど..
さいならー」
氷土 麗
「悪に染まり切って無いな‥」
ヤクザの卵
「俺、ヤクザに向いてないのかな‥」
「あいつなら、なれるかもな‥」