軽井沢 Ｋ子
「あたしね、漫画家デビュー
しようと思ってるの!!」
五十嵐 風磨
「ジャンルは何?」
軽井沢 Ｋ子
「ズバリ、ガールズラブよ!」
五十嵐 風磨
「女性同士の恋愛?」
軽井沢 Ｋ子
「そう‥ 女の子は
可愛い物好きだから
脈ありだと思うのよね」
五十嵐 風磨
「そういうモンなの?(汗」
軽井沢 Ｋ子
「そこであんたに取材
してきて欲しいのよ‥」
五十嵐 風磨
「誰に?」
軽井沢 Ｋ子
「目星はつけてあるわ‥」
五十嵐 風磨
「あのー‥雨降さんですか?」
雨降 瑞姫
「は? 誰よアンタ」
五十嵐 風磨
「この週刊少年マガジン
あげるので..インタビューに
答えてくれませんか?」
雨降 瑞姫
「良いわ..袋綴じが
目当てじゃないからね!!」
五十嵐 風磨
「まず、男性と女性
どちらが好みですか?」
雨降 瑞姫
「男は嫌いよ..」
五十嵐 風磨
「ファーストキスは?」
雨降 瑞姫
「女友達の練習台で..」
五十嵐 風磨
「初デートは何処へ?」
雨降 瑞姫
「お金が無かったからね..
プリクラ代わりに携帯で
撮ってデコってね..」
――インタビューは無事終わり..
五十嵐 風磨
「―が―で―だったよ!!」
軽井沢 Ｋ子
「これをベースに描くわ」
――一週間後
「出来たんだけど‥読んで貰える?」
五十嵐 風磨
「途中までは良いけど」
――漫画のセリフ
＊
『ゴメン..貴方とは
もう付き合えない
将来性考えたら..』
＊
『はぁ?! あたしだって
あんたに負けない
彼氏作ってやる!!』
[結局普通の女性でした‥]
―完―
軽井沢 Ｋ子
「ギャグの引力に
惹かれてしまったわ(笑)」