彼に初めて出会ったのは9歳の頃だった。
当時施設に居た私をいきなり引き取ってくれた彼。私は彼の娘として生きていた。そしてそれはこれからもずっと変わらないと思っていた。
ただそう思っていたのは私だけで彼は毛頭私を娘として受け入れる気はなかったようだ。
私が初めて彼の手で女になったのは14歳の頃。
私と彼はいつも同じベッドで抱き合いながら寝ていた。親を小さい頃になくした私は普通の親子の在り方が分からなかったからこれが普通だと思っていた。
だけどその夜の事は普通ではないと分かった。彼の手が私の寝間着の中に入って来て胸を揉んだり、ショーツの中に手を入れたりそこを舐めたり、そして彼のペニスが挿入され激しい痛みに襲われたり…全部が普通ではないと認識した。
ただ私は彼に逆らえば生きていく事すらままならない。だから私は抵抗出来なかったし、ハナからする気もなかった。彼の欲に忠実に従ってきた。
そして私は18に、彼は33になった。
「そろそろ名前との子供作らんとな」
そう笑顔で言ってきた彼に特別驚きもしなかった。中に出した事なんて何回もある。ただ彼は慎重だった。中に出す日は決まって安全日、それ以外は私の体や口の中に精を出していた。だから妊娠など一回もしなかった。
彼曰く子供が居たら私とこうやって交われる時間が減るから嫌だったらしい。まだ暫くは二人の生活を楽しみたかったと彼は言った。
私は彼に生かされている身だから彼が子供を欲しいと言えばそれに従うし、いらないと言えばまたそれにも従う。従順な「娘」を演じているつもりだ。
「こっち来んしゃい、いっぱい中に出しちゃるから…」
彼に手招きされて膝の上に座った。いつも彼は私を優しく抱く。思い切り激しく突かれていても、結局最後は私を優しく抱きしめる。私は彼に溺愛されていた。その証拠に今だって私の乳首を優しく優しく愛撫する。
「こんなデカイ胸に成長しよって…学校の男どもにどんな目で見られてるか心配ぜよ」
「雅治さんが大きくしたくせに…っ、あ…、もっと強くして…」
「奴らに教えてやりたいのう…名前は毎日俺に乳首摘まれて喜んでるヤラシイ女っちゅー事を」
「あっ、意地悪…、私には雅治さんだけ居ればいいのに」
彼はそう言えば必ず喜んで、私を強く抱きしめる。彼は私を学校に行かせる事すら嫌だったらしいけど私の中学の担任が高校だけは行かせた方がいいと説得した。
正直私にはどうでも良かった。例え学校に行ってようが友達など作る気はさらさら無いし、彼のペットである事に変わりはないのだから。
「おまんこもうグチャグチャになっとる…もう欲しいか?」
ショーツを脱がして私の中に入れた指を見せ付けてくる彼。彼が欲しいか、と聞けば私は必ず決まって彼を欲しがった。こうしなければ私は彼を怒らせてしまって生きていけなくなるから。
「雅治さんの、おちんちんが欲しいです…」
「どこに?」
「名前のおまんこに、雅治さんの大きいおちんちん入れてください…」
彼は嬉しそうに笑ってペニスを私の中に突き立てた。激しく奥を突かれる度に達してしまう私の体。彼はそれを見てまた嬉しそうに私に言う。
「勝手にイくんじゃなか。ほら、いつもみたいに言いんしゃい」
「あっ、雅治さんのおちんちんで、いっちゃうっ」
「ええよ、何度でもイかせてやるぜよ」
ぱんぱん、と肌のぶつかる音が室内に響き渡って結合部からは厭らしい粘着質な音がした。彼も限界が近かったのか私が数回イった後中に精液を吐き出した。
しかし彼は一回では終わらない。一晩に何回も何回も私を求めてきた。
ペニスを引き抜くと溢れてきた精液がどろりと垂れた。彼はそれを一滴も零さないように指で中へ戻す。そんなに私との子供が欲しいのか、それとも私を精液で支配したいのかは、分からなかった。
「名前、もう一回じゃ」
彼がそう言えば私は起き上がりいつものように彼にお願いをする。
「雅治さんのおちんちんをしゃぶらせてください…」
彼からOKのサインが出されたのを確認して私は彼のペニスに夢中でしゃぶりついた。先っぽを舌で強めに舐めて根元を手で扱けば彼のものは簡単に硬さを取り戻した。
「俺のちんこ美味いか?」
「んっ…、おちんちん美味しい…っ」
「もっと、じゃ」
「雅治さんのおちんちん美味しい…、おっきくて硬くて、名前は雅治さんのおちんちんが大好きです」
「また入れて欲しくなってきたんか?」
「入れて、欲しいです…雅治さんのおちんちんで、名前のおまんこぱんぱんしてっ…」
私はとっくに堕ちてしまっていた。彼の欲望の虜に、なっていた。
けれど心が満たされないのはもう私に人間の心が無くなってしまったからだろう。そして私は今日も明日も、彼に愛されるためだけの従順な「娘」となる。
20110518
仁王たんがヒロインを溺愛するというリクを頂いたのですが二人とも見事に歪んでしまいました…!溺愛より歳の差メインになってしまいました…
リクエストありがとうございました。