それから私は言われた事全てをこなした
例えば「牛乳取ってきて」とか、「膝枕して」とか、「レヴィ殺してきて」とか!
出来るものは全てやった!これこそ愛の力だよね、ベル!
「何か今日のレイナ、メチャクチャ順応じゃね?」
「そんな事無いよ!私はいつでもこんな感じ!ベルの云う事なら何でもきくよ!」
「…ふーん?」
あ、ベルが妖しく笑った
この微笑は心臓にめっさ悪いよ
だってもうドクドクしちゃいますもの
あ、でもこのゲームも、明日で終わりなんだ…
ホントもういい加減惚れてくれないかな
ってかベルから私に告白してくれないかな…
そうすりゃ(仮)のついてない彼女の座ゲットなんだけど
「レイナはオレの云う事なら、何でもきくんだっけ?」
「へ、うん。出来る限りききたいと思ってる」
「じゃあさ、ゲームの期間、延長しようぜ」
「えん、ちょう…?」
「そ。何か楽しくなってきちゃったし♪」
ゲーム期間、延長
それは正直物凄く嬉しい言葉だった
でもどうせなら普通に彼女になりたいんだけどな…!
「ねぇ、ベル」
「何?」
「ゲームの期間って、いつまで?」
「は?何?ゲーム終わらせたいわけ?」
「ううん。逆、終わらせたくないの」
「じゃあ無期限でいんじゃね?」
「………へ?」
無期限ってアレですか
遠回しに告白ですか?ってか一生ですか?
え、マジで?ちょ、嬉しすぎて目から鼻水垂れちゃうよ?
「ベル、」
「ん?」
「だーい好き。ゲームは絶対、終わらせないから」
「しし、上等」
延長戦へのもつれ込み!
(彼女にとっての勝ちは)(ゲームが終わらない事なのでした)(この勝負、レイナの勝ち!)