1/2 食堂…それはアクマと戦う黒の教団の団員にとって聖地である。

否、聖地であるハズだった…。


「神田ユウ、まだ蕎麦食べてるのですか?」

「うるせェ。」

「ハイ来たうるせェ。」


こんにちはナレーターのアレン・ウォーカーです。今はまだ始まっていませんが今宵もくだらない…かつ恐ろしいBATTLEが繰り広げられる模様です。
はっきり言って迷惑以外の何物でもないんですけどね、神田が死んでしまえばいいんです蕎麦の星に還ればいいんです。


「周りが空いてないんです。」

「だからなんだよ。」


ちなみにたっぷりのパセリを乗っけたジェリーさん自作のパスタ(もはや緑のモノ)を持っていて神田と争っている女性は緋彗。品行方正、才色兼美、文武両道…IQは200以上で科学班からも重宝されているイタリアン。


「隣座りますね、空いてないので。」

「嫌だ。」


白に一滴の金を垂らしたような淡い髪、湖底を思わせるエメラルドの瞳、夢に出てくれば天使のお告げかと勘違いさせる。


「貴方に拒否権はありません。例えここが空いてなかったとしてもお前がどけばいいですから。」


が、口を開けばただの俺様。神田を凌ぐ我が儘プー。


「よかったですね空いていて。あ、でも蕎麦臭いのは嫌なので自室に帰ってください。」

「ふざけんな!なんでテメェ中心なんだ!!」

「キラだから。」

「イタリア還れよ。」


緋彗の対アクマ武器はノートと万年筆。名前を書いたモノの生命を操る質の悪いモノ。

殺しますよ。と緋彗がノートと万年筆を出して言えば神田も黙る。まぁじゃないと本気で殺されちゃうんで仕方ないですよね。死ねばいいんですけどw


「またお前はパスタかパセリ女が。そのうちアフロになるぞ。」

「バカですね、パスタのオプションであるパセリを食べていてアフロになるというような奇怪な事件が起きたのならそれはイノセンスの可能性があります。パセリのせいではありません。」

「そんだけ食っりゃパセリにも可能性があるわボケ。」

「可能性なんてありませんバカじゃないですかこの蕎麦乙男(ソバオトメン)が。」


デッドヒートする緋彗と神田。僕の予想は百発百中…と言いたいところですが教団ではそれがお決まり、当たり前のこと。


「蕎麦なんてくだらない。蕎麦粉って吸水率悪すぎでしょう?作っているジェリーのいい迷惑です。」

「お前のパスタだってソース作んのめんどくせェじゃねェか。お前も迷惑だ。むしろお前の存在が迷惑だ。」


何故か麺類論議になるマジック。これもお約束。


「この世の蕎麦を殲滅させてやりますよ。」

「させるか!その前にパスタを滅ぼしてやる!!」



戦争

(まずは手初めに…神田ユウ…お前を消し去ります。)(なんでだよ!!)


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