2/6 『誕生日おめでとうございます委員長ぉぉぉぉおおっ!!!!』


パンパーンとクラッカーの音。


「…。」

「ちょ、ちょちょちょちょ!!雲雀委員長!何で閉めんの!?」

「委員長…そんな熱い視線をオレに送らないで…っ、(喘)」

「気持ち悪い喘ぐな死ね。」

「鬼畜な委員長ステキ!」


何この状況。


「とりあえず草壁は学ラン着て帰ってよ。むしろ還れ。

ていうか何故全裸。そして何故リボンとホイップが横に準備。緋彗答えてねってだからお前学ラン着ろっつってんだろクリーム塗るな!!!」

「先輩からのプレz「おぞましいこと言わないでくれないかな!?」


私だってクリームでおめかししたかったのに…っ!ってギリリとハンカチを噛んで引きちぎる緋彗。ウンなんの状況説明にもなってないからね。おめかしじゃないしね。つかお前どんだけ噛む力強いの。


「委員長喜んでくれた…?ハァハァ」

「くたばれ。」


ゴッ


むくりと起き上がる頬を真っ赤に染めた草壁がこちらに向かってきたからトンファーを思いっきり顔面に投げ付けた。


「それが委員長の愛の鞭ですか!オレへの愛ですか!!大丈夫です愛してます!」

「全然大丈夫じゃないから。」

「草壁先輩おっとなぁー…。」

「お前も真に受けるな。」


顔面を片手で掴んで言い聞かせると反省したのかシュンと緋彗がうなだれる。


「先輩同士の“委員会ナイショの恋☆”的なフラグ立つかなって…ごめんなさい。」

「何フラグ立ててんの!?ホント床舐める勢いで謝ってくれないかな!?」

『鬼畜!でもそんなアナタがすきよすきすき愛してる!!』


なんなの君達。

草壁を蹴り飛ばして緋彗を殴れば、これが愛の痛みですか!!と目を輝かす。なんだコイツら、生粋のドMじゃないか気持ち悪い。


「つか早く応接室を戻してあげて。なんで一面ファンシーなの、意味わかんない。」

『だって今日委員長の誕生日でしょう?』

「昨日なんだけど。」

『うそぉん。』



べたあ

(く…っ、委員長にオレをプレゼンツ☆し食べてもらう“ウッハウハ☆ドキドキ雲雀哲也君となろう大作戦ww”が…!!)
(恐ろしいこと言い出すなリーゼント。)
(わ…草壁先輩おとなだ…っ///)
(だからお前は真に受けるな頬を染めるな)
(雲雀委員長にも私をプレゼンツ☆したいです!!殴って私を!!)
(ウンそうする)
(鬼畜委員長ステキ!)


最後がなかったら迷わず手を出してた。



草壁は次の日 お腹を下して休んだらしい ←→ page:
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