テーブルに突っ伏して睡眠を取っていたからか体が怠い。昔の夢なんざ久しく見てねェな。と左手で額を押さえようとすると動かなかった。 「うぅ…もーべんきょ、いやぁあ…。」 隣にいる睡がしっかり俺の腕を抱え込んでるからだとすぐに気付く。どうやら問題解かせてる間に寝たらしい、睡は睡でポックリいったんだろう。 先程の夢を思い出して、そういえば睡繋がりで万斉と知り合ったな。なんて考えてから腕を外しにかかる。目が冴えちまって寝れやしねェ。胸が当たってとかではなくて、ただ純粋に再び寝付けない。まぁたしかに当たってはいるが。 「あん時と変わらな過ぎて、手も出せないなんてなァ。」 自然に口が緩む。自分の気持ちを抑えるところも、泣きたくても泣かないところも、人の一番ほしい言葉をスルッと言うところもそうだ。 「腕、一回離せや。」 「…ぬ、あんれーすか。」 「飯作んだよ。」 「う…。」 寝ぼけながら返事するところも、全部…全部。 「…?」 ゆっくり離された腕を見、倦怠感を感じながら立ち上がると肩から毛布が落ちるのがわかった。 「わたし、いますよぅ…ずぅっと。」 「… ホント、変わらねェ。」 毛布を拾って睡の肩にかけてから頭を撫でた。 14才じゃあまだ早い (…あれー?もうふ?あさごはんのにおいします。 あ、たかすぎくんエプロン似合ってます。可愛いですね!) (うっせえ、汚れるから仕方ねーんだよ。しかもコレしかねェ。) (いいじゃないですか、似合ってますよ? わ、鮭のかまだ!私コレすきなんです!) (あぁ、知ってらァ。) どうやら好みも変わらないらしい。 今回は比較的短め。下手に書くとボロ出そうだったのでι ちなみにサブタイトルは、14才の脳内ピンクな精神じゃ堪えられないよ!みたいな感じで← しーちゃん大人だから*´`*(何) 20090930 |