「なつ め…っ」

生徒会室中に、はぁ…と熱のこもったため息が響く。小春は自身のすでに湿った秘部へ、彼女の指使いを思い出しながら、自分の指を同じ様に動かす。もう何回目の1人での情事だろうか。彼女がここに来るのが遅く、小春はたまらず一人でいたしていた。

「‥んっ」

気分は昂揚するものの、何かが足りない。その物足りなさは解っていたが、待つほどの余裕はなかった。その証拠に、持て余していた左手はブラウスの中を通り、下着をずらしてそそり立った乳首を強弱をつけ弄る。

「ぁあ…、」

胸を弄ったことにより余計に気持ちよさが増し、小春は椅子の中で震えていた。指使いが次第に早くなり、奥へ奥へと音を立てて激しくなる。グチュグチュと鳴る水音が耳を刺激し、小春の絶頂へと導く。

「小春?」

その瞬間ガチャ、とドアを開ける音と共に棗が生徒会室を覗いた。手は休まずに小春は潤んだ瞳で棗を見ながら、「…遅いじゃない」と呟いた。

棗はこの光景をみて苦笑しながら「変態」と言い放ち、小春に近付く。小春は手を伸ばしながらいやらしく微笑んだ。

END
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