「胡蝶のことが好きかもしれない。」

「じゃあ今まで嫌いだったの?」

「そうじゃなくて、…」

「…どうした?」


……胡蝶が、誰よりも好きなの。


椿は赤面した顔でそう言うと、今にも泣き出しそうになりながら踵を返し走り去った。胡蝶はと言うと、

「夢落ちかよッッ」

部屋中にけたたましい目覚まし音が鳴り、それを乱暴に止めながらベッドの中で最悪な目覚めと、ここ一番の最悪な朝を迎えた。


嗚呼、正夢になれ!

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -