立海小話+




※ほぼ会話文





ある日の部活終了後の部室…






丸井「俺のガムーーーー!!返せよ仁王ーーー!!」

仁王「プリ。腹がへったんでのぅ、貰ってくぜよ!(パクッ)」

丸井「ああーーおいっ!!」

仁王「後で変わりに買っちょるから…」

丸井「ふざけんな!今直ぐガム買ってこいよ!」

仁王「…仕方ないのぅ…その代わり、条件があるぜよ」

丸井「条件?」

仁王「幸村のヘアバン、あれを持ってきんしゃい。そうしたら今直ぐにでも買いに走ってやるぜよ(ニヤニヤ)」

丸井「……;;ジ、ジャッカルお前取って来いよ!」

ジャッカル「俺かよッ!!」

丸井「じゃあガムくれ」

ジャッカル「たかんな!!」

丸井「そうと決まれば、コンビニ寄ってくぜぃ!」

ジャッカル「決まってねーよ!!」

赤也「え、先輩達コンビニ行くんスか?オレも行きたいッス!!」

幸村「コンビニか、いいね。そこで男気ジャンケン、見てみたいなぁ」

立海「「「!?!?」」」

赤也「(部長、いつからそこにいたんスかね)」

仁王「(き、気づかなかったぜよ…)」

幸村「仁王、赤也。それはオレの影が薄いっていいたいのかな?それと、レギュラーは強制参加だから」

立海一同「「「「……;;」」」」



という訳でところかわり…


ーータリラリラリ〜ラ、ラリラリラ〜ーー


in某コンビニ




幸村「さてと…手始めに何から行く?」

赤也「え、幸村部長も参加するんスか?」

幸村「ああ、だって、レギュラーは全員参加って言ったし…それとも、オレに貢いでくれるのかい?(妖笑)」




この瞬間、コンビニに居合わせた女性客and店員が頬を赤く染めた





仁王「…やるのぅ、幸村」

柳生「どこに対抗心を燃やしているのですか、全く…」

柳「(しかし…男気ジャンケンの勝率=ジャンケンの敗北率…ある意味、赤也とジャッカルが強いといったところか)」←ジュージャンでよく負けるメンツ

丸井「オレのガムは外せないっての!!」

仁王「……ああ、そう言えばブンちゃんのガムのこと、忘れてたぜよ」

丸井「ブンちゃん言うな、マジふざけんなよぃ、仁王!ぜってー仁王に払わせてやる!!」

仁王「ほぉ〜、ということは、ブンちゃんはオレにジャンケンで負けたかったんか…知らんかったのぅ」

丸井「違ぇよ!」

幸村「ちょっと煩いんだけど、プリガム。場を弁えろよ?」

仁王・丸井「「……ハイ」」

真田「では、これなどどうだ?」




某歌姫キャラの野菜ジュースを手に取る真田。
(※現在は販売されておりません、あしからず)





幸村「却下」

真田「!!」





真田の手から野菜ジュースを取り上げる幸村。





赤也「(真田副部長の趣味なんスかね、あれ…)」

柳「(…大阪、四天宝寺の財前光があれを選ぶ確率は92.4%だがな)」

赤也「(確率高っ!マジッスか!?)」

丸井「あれ買ってやれよ、ジャッカル」

ジャッカル「何ナチュラルに言ってんだよ!」




真田は余程ショックだったのか、床にのの字を書き始めた。
冷たい視線が至る所から突き刺さるのを感じた幸村は溜息をついた。




幸村「…いくよー。出さなきゃ負けだよ、ジャンケン…」

立海一同「「「「!!?」」」」

幸村「…ポン!!」






結果…幸村の1人勝ち。

つまり…






赤也・丸井「(せ、セーフっ!!)」

柳生「(ヒヤヒヤしました…)」

仁王「(危なかったぜよ…)」

真田「(負けてしまった…!!)」

柳「(いや、この場合は勝ちだぞ、弦一郎…幸村はジャンケンの勝率97.6%だからな…)」





自分の掌を見つめていた幸村(パーで勝った)が、ふと笑うと、真田に方向転換して歩き始めた。






幸村「なあ、真田。これを選んだのって、真田だよね?」

真田「う、うむ…そうだが…」

幸村「じゃあさ









真田が払えばいいんじゃないか?」

真田「なっ」

真田以外の立海一同
「「「「((((そうきたか…!!))))」」」」

幸村「払うよね?」

真田「いや、しかし…」

幸村「払うよな」

真田「だか…」

幸村「払えよ」

真田「う、うむ…」





渋々真田が財布を出そうとしたその瞬間…


ーータリラリラリ〜ラ、ラリラリラ〜ーー



なまえ『あれ、ブン太に仁王?』

丸井「なまえ!」

仁王「みょうじも買い物か?」

なまえ『うん、丁度幸村くんが持ってるそれが欲しくて』

幸村「なら、僕が買ってあげるよ」

なまえ『え?』

立海一同「「「「えぇっ!?!?」」」」

幸村「何、お前ら」

立海一同「「「「イエ、ナンデモ…」」」」

なまえ『でも、幸村くんに悪いよ…』

幸村「気にしないで。オレがしたいからするだけだから」

なまえ『幸村くんって、優しいね!』

丸井「(マズイ、なまえが幸村くんに騙されてる…!!)」

仁王「(幸村の奴、みょうじに見返りを求めるつもりじゃろ)」

赤也「(見返りなら、なまえ先輩にマネージャーになってもらいたいッス!)」

柳生「(みょうじさんのことを知っているのですか?)」

赤也「(丸井先輩達のクラスに行った時に知り合ったんスよ)」

幸村「あ、そうだみょうじさん。かわりと言ってはなんだけど、なまえって呼んでもいいかな?オレのことは精市って呼んでよ」

なまえ『えっと…』

幸村「赤也とだって名前で呼び合ってるっていうし…」

赤也「(オレ、部長に言ってないッス!)」

仁王「(わかりきったことをツッコむんじゃなか)」

幸村「ね?」(超爽やかエンジェルスマイル発動)

丸井「(幸村くんが白い…!)」

仁王「(真っ白いのぅ…)」

柳「(いいデータがとれたな)」

赤也「(なまえ先輩、騙されないで欲しいッス!!)」

柳生「(皆さん、怒られますよ…)」




こうして、この日は立海では神の子こと魔王幸村が天使幸村になった日だと語り継がれたそうな、されなかったそうな…


End

ーーーーーー

きょーこさんとのLINEで生まれた話wある意味、きょーこさんとの合作なので、タイトルに「+(プラス)」と付けました。
因みに私は、この某コンビニユーザーです☆

2014.10.05

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