君はボクの世界




※平行世界の騎空士達と夢主とベリアル
※べリアルに復活の白蘭的な能力があるというとんでも設定
※特異点=グランなので、名前変換をジータにしてベリジタにしても多分OK!←






ふらつくグランの背を咄嗟に支えるサンダルフォン。いつもならば礼を言うグランだが、その余裕すら無い。足取りが覚束なくとも、標的…べリアルからは一瞬足りとも視線を逸らさない。いや、逸らせない。

自分を庇ったせいで、べリアルの腕の中には意識が朦朧としているナマエがいるからだ。



「やぁっと捕まえたよ…ま、君から俺に飛び込んでくる状況にしたわけだが、こうも上手くいくとは…」

「べリアル…ナマエを、かえ、せ…!」

「おいおいやめとけよ特異点。ナマエが敵わない時点で、自分が勝てないことくらいわかってんだろ?」

「お前…!」

「まぁ、俺が《選んだ》のはそういうお前達がいる《世界(ここ)》だったからな」

「な、にを…言って…」

「いいぜ。ナマエをくれた礼に教えてやるよ…




平行世界を知ってるか?

いわゆる、パラレルワールドってやつさ。



…そもそも、俺とお前等は《初めまして》だが、俺とお前等は《初めましてでは無い》んだよ。

100%《初めまして》の時、あれは痺れたね。あんな勃ち方があるなんてな。人間が運命とか言いたくなる気持ちが少しは理解出来たよ。


ナマエは俺の運命だって確信した!…だが、まぁ、ちょっとした手違いで、殺すはめになった。死んで永遠、なんて言葉はあり得無い。つくづく感じたね。あの熱が手中にあってこそだってな。


だから俺はナマエを探した。

ただ平行世界にいくんじゃなく、時間軸も調節したり…結構大変だったんだぜ?


まず、旅立って日が浅い騎空団。
そもそもナマエと合流していなかった。


実力をつけた騎空団。
ここでもナマエはいなかった。
強くなった幼馴染みに安心して、更に強くなれる幼馴染みに期待して、離れたところだった。


そこそこの実力をつけた騎空団。
面倒な仲間が多かった。


そして俺は、やっと見つけた。

ナマエの庇護にあって、邪魔な能力を持たない騎空団(お前達)を。

仲間の為に、幼馴染みのために、一番早く自分の身を剣として振るい、盾として差し出すナマエを。

俺が追い求めていた存在。

堕天司である俺を掻き乱す存在。

特異点とは違う、特異点…亜種特異点とでも言おうか。


俺ともあろう者がナマエをどうするか持て余してるなんてな

抵抗するナマエを躾るか…

快楽堕ちさせて、俺のモノを欲しがらせるか…咥えさせるなら上の口でも下の口でもいいな…

声が掠れるまで啼かせて、何度もイかせて…逆に焦らしまくるのも面白そうだ…

種付ける?ぶっかける?飲ませる?

目の前で自慰させるのもいい。


ナマエをどうするか考えただけで達しちまいそうで困ってんだよ。


なぁ、特異点はどれが好みだ?」

「このっ…外道が!」

「おっと!…ははっ、まさか天司長サンがキレるとは思わなかったな!だがそうだな…


とりあえず一回、今俺の腕の中でイッとこうか」



グランとサンダルフォンに不敵な笑みを向けると、べリアルはナマエの唇へと噛み付いた。


君はボクの世界
(お前が手に入らない世界なんざ壊れちまえ)

End
ーーーーーーー
色んな騎空団があるけど、マウント、クリアが無いときつかったかも?っていう話…を随分前に書いたのを発掘した←
ウチにはセルエル王子と三日月おじいちゃんがいたから魅了知らずだった←
タイトルは「秋桜」様からお借りしました。
2018.8.18

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