姉に欲しいな
※ギャグちっくに恋の「妹に欲しいな」の後輩視点
「グレイ先輩!」
「ん?お前か…」
廊下から呼ぶと、さっきまで楽しそうに馬鹿騒ぎをしていたであろう男子の集団から抜け出し、私の元にきたグレイ先輩。
「また来たのか…」
「当たり前です!!」
グレイ先輩の背中を押しのけ、教室を覗く。
教室の真ん中あたりで机を少し寄せてお弁当を食べるルーシィ先輩を見つける。相変わらず可愛い。
そして何故か、ルーシィ先輩をレビィ先輩がニマニマしながら見つめていた。
ちょ、レビィ先輩、私と交代して!!
よくよく見ると、何処か元気なさげなルーシィ先輩。うわぁああ、私が変わってあげたいいいい!!!
隣から漏れた溜め息はもちろんスルーします。
これは私の楽しみ…グレイ先輩を理由(基本的にはちゃんと委員会の仕事で来ているが)にして、憧れのルーシィ先輩を見つめる!
そして悪い虫は、私が排除するの!ルーシィ先輩の純潔は、私が守り抜く!!
「おいナマエ…」
「何ですか、先輩」
「ルーシィのことガン見し過ぎだ」
「ルーシィ先輩が可愛いのがいけないと思います」
「あのなぁ…」
「グレイ先輩こそ、私のルーシィ先輩ウォッチングの邪魔しないでくだ…ああっ!!」
突然ルーシィ先輩が咳き込んだ。
心配そうにしているも、原因は絶対レビィ先輩だ。
「あの人、愛しのルーシィ先輩に…!!」
「頼むナマエ、マジで静かにしてくれ」
レビィ先輩に射殺さんばかりの視線を向ける。
噎せてて顔が若干赤くて、涙目なルーシィ先輩可愛い…レビィ先輩そのポジション羨ま……じゃなくって!
すると、突然ルーシィ先輩がこっちを向いた。パチっと目があったと思ったのも束の間、一瞬にして目を逸らす。
「目が合った目が合った目が合った!!!」
「うるせぇ、落ち着け」
「先輩、私今なら屋上からバンジー出来ます!」
「すんなよ」
ルーシィ先輩に視線を戻すと、どうやら落ち着いたようだ。
よかった…
「気になるなら、話しかけてこいよ」
「え、先輩は神様とお話が出来るんですか?崇拝対象を?」
「ルーシィを神格化すんな」
「そうですね…では…」
姉に欲しいな
(はっ、待てよ…グレイ先輩とルーシィ先輩が結婚して、私が養子になれば…!!)
((やっぱ、ナマエとルーシィは合わせらんねぇな…))←放置してルーシィ達のもとへ
(今ね、家族設定について話してたの!グレイだったら、さっきのあの子、どの役にする?)
(あいつを?まあ、強いて言うなら……妹に欲しいな(娘にはいらねぇ))
(い、妹…(ホッ))
(ルーシィは嫁な)
(!!)
End
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後輩ちゃんは、ルーシィLOVEでした(笑)
2013.11.26
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