その笑顔は反則だから
「よくきたね、みょうじさん…そこに座って」
『っ、は、はい!失礼します!』
ついに来てしまったお茶会in応接室…
これが終わるまでに、私の心臓は持つのでしょうか…
*******
「そんなに緊張しなくてもいいのに」
『そ、そういう訳には…』
確かに風紀委員長といえば、泣く子も黙るだろう。きっと雲雀さんはそんな理由で私が緊張していると思っているのだろう。
実際はかなり違うけれど。
誰もが恐怖の対象とする以前に、私の場合は、好きな人と二人っきりというシチュエーション…バリバリの恋愛初心者の私にはレベルが高過ぎる…!
「甘いものでもどうだい?女の子はそういうの、好きなんだろう?」
『っ、』
ふいに出た雲雀さんからの“好き”という単語に、異様に反応してしまった。
「君の好きなこの紅茶にあうと思ってね…」
『え、』
……どうして、私がこの紅茶が好きだって…
いや、そんなことよりも…わざわざ私の為に用意してくれた
その事実にボッと顔に熱が集中する。
そっと手渡されたカップに口をつける。
お茶漬けのクッキーは、本当に私好みの、サクサクしたものだった。
「口にあうといいけど」
『す、すっごく美味しいです!』
「…よかった」
『っ、』
フワッと笑みを浮かべる雲雀さん。
ああ、私の心臓は、限界です。
その笑顔は反則だから時折見せる顔が、私だけのトクベツだったら…
To be continue…
ーーーーーーー
結構駄文。ちょっと残念な仕上がりに……
どちらかというと、雲雀さんは紅茶より緑茶が似合うと思う。コーヒーも可。
2015.2.6
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