一緒にゲーム(バトル)しようぜ!






※CVネタ注意!





黒子と紫原が向かい合わせでゲーム機を持っているのを、黒子の後ろから覗き見るなまえ。彼女の手には、彼らと同じゲーム機があるにも関わらず、参戦していないようだ。




「リザードン、メガシンカです」

「こっちもメタグロス、メガシンカさせるからいいし」

『おお!やっぱり迫力あるね』

「あれ?なまえっちは?」

『バトルの順番待ち!』




不思議に思っていた黄瀬だったが、その答えに納得。

黒子と紫原とで一対一の通信対戦をしている間、暇を持て余していることにも気付くと、これはチャンスだと口元を緩めた。




「じゃあじゃあ、黒子っち達のバトルが終わるまで、オレとこっちで通信して欲しいッス!」

『何のゲーム?』

「妖怪ウォッチ!閻魔大王を仲間にしたいんスけど…」

『いいよー。じゃあ準備するね』

「ホントッスか!やった!なまえっちと初めての共同作業が出来r「「あ」」……」

『?どうしたの、二人とも?』



言葉を分断する二人に、黄瀬は全力でいやな予感を察知していた。



「切れちったー」

「どうやら通信エラーみたいです」

『ああ、たまになるよねぇ』



本当に困るよねぇと言うなまえに、同意している黒子と紫原だったが、黄瀬は分かっていた。

この二人、全くもって困ってなどいないということに。



「決着つかなかったー」

「そうですね。なのでなまえさん」

『ん?』

「僕たちとマリカーしましょう」

「ちょっとちょっと!今から妖怪ウォッチするつもりなんスけど!」

「僕はそのソフト持ってません」

「オレもー」

「丁度区切りよく切れてしまったので、マリカーしましょう。これなら親機のソフトだけで遊べますし」

「仕方ないから黄瀬ちんも入れてあげるよー」

「なまえさんも、四人対戦の方がいいですよね?」

『まあ確かに、皆で楽しめるのが一番いいし、そうしよっか…』



見事な連携プレイにより、スムーズになまえの答えを持っていかれた黄瀬は言葉を詰まらせる。

イヤイヤ、《丁度区切りよく切れる》ってないッスから!
やっぱり意図的に…!

と、心は大荒れではあるが。

抗議しようと口を開こうとした瞬間…



『一緒にしよう?』

「はいッス!」



なまえからの笑顔でのお誘いに、一瞬の内に沈んだのだった。


一緒にゲーム(バトル)しようぜ!

(協力プレイは今度ね)
(約束ッスからね!)
((今度も無いですけど/けどねー))

黒子と紫原によって、黄瀬が集中砲火をくらうのはまた別のお話……。

End
ーーーーーーー
ポケモンと妖怪ウォッチのCVネタでした☆
とは言え、構想はかなり前に出来てたのに…え、内容みればわかる?
ですよねー。今やメガシンカよりもZ技の時代ですし…←
2017.8.3

[ 12/12 ]

[*prev] [next#]
[ mokuji]
[しおりを挟む]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -