スティングとローグの計画。その1






「なぁローグ、これ見てくれよ!」





意気揚々と一枚の紙を差し出すスティング。随分とご機嫌なスティングを不思議に思いながらも受け取るローグ。




「…これは、アンケート…?」

「…見てくれよここ!オレが一位なんだぜ!?」




しかもナツさんを抑えて!と嬉しそうなスティングには申し訳ないとは思ったが、ローグはついため息を溢した。





「このアンケートのタイトルが『グレルーを脅かす存在とは?』の時点で、別にナツさんと張り合った訳にはならないだろう…それに、かなりの接戦じゃないか」




いつ抜かれたっておかしくない…というローグの至って冷静な分析と判断は、スティングのテンションを一気に急降下させた。

むすっと口を尖らせるスティング。





「…なんだよ、ローグなんかオレより順位低いクセに」

「ぅぐっ」

「オレが結構票を貰ったのが悔しかったのかー?」

「まぁまぁスティングくん!結果的に今は一位なんだから、いいじゃないですか!」

「フローもそー思ーう!」

「おぅレクター、そうだよな!」

「はい!」




イェーッとハイタッチするスティングとレクター。先ほどニヤニヤしながらローグをからかい始めた矛先が見事に逸れたことに、ローグは少しホッとしていた。




「…?、フロッシュ、その手に持っている紙は…?」

「ああ、先ほど拾ったやつですね。多分、管理人のメモです」

「ここの管理人バカだろ」

「フローもそー思ーう!…はい」




フロッシュはその紙をローグへ渡す。

そこには…




ーーーーーーー
『セイバーのネタメモ』

1.未来ローグでヤンデレ

2.学パロ。グレイvsルーファス

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「……だけ!?オレが一位なのに、一つもネタが無いのか!?」

「……破り捨ててもいいだろうか…」

「さすがにダメですよ。きっとアンケートやbbsにこのネタについてコメントがきたら、短編で書くつもりみたいですし…」

「……こうなったら、アンケート上位全部セイバーにしてやろうぜ!」

「いいですね!」

「そして、剣咬の虎が乗っ取ってやるぜ!」

「おおー!」

「……妙にやる気だな。とりあえず、そのためには多くの票を獲得しないとだぞ」

「よゆーよゆー!…ってことで、拍手してくれたそこのお前!当然オレに投票してくれたよな?」

「…先が思いやられるな」

「…フローもそー思うー…」



…果たして、剣咬の虎(正くは双竜+ルーファス)に乗っ取られる日が来るのだろうか。

それは勿論、貴女しだい…。

ーーーーーーー
アニメ大魔闘演舞編が無事?終わったので(笑)
投票がまだの方は是非アンケートに一票をw
2014.10.05〜2016.1.20

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