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お題箱「ちんちんのかわむき」から
キャラ名・設定は使いまわしていますが、世界線は別と考えてください


 繁華街の路地裏になんとなく気配を感じ、ふと目をやるとゴミ箱を漁っている生き物がいる事に気付いた。
 犬猫にしては大きすぎたが、伸びすぎた髪や黒ずんだ衣服、裸足の様は一瞬人ではないものに見えた。
 それが実はまだ幼い子供か青年くらいだと気付き、興味が湧いた。
 ゴミに頭から突っ込むそいつを捕らえようと手を伸ばすと、一瞬早く気付かれゴミ箱を蹴散らして逃げようとした。
 そいつが着ている薄く破けそうな汚いシャツの襟首を掴み、羽交い締めにすると唸り声を上げて腕に噛み付く。
「おまっ……ああ、もういい。そのままにしてろ」
 むしろ勝手が良かった。衣服越しに咬まれたから大して痛くはないし、そのまま腕を十字に組んで頭を抑える。多少の抵抗はあったが、結局頸動脈を押さえ意識が落ちかけたところを拘束して連れ帰った。

 見つけた時にゴミを漁っていた事もあって、酷い悪臭があった。すぐに風呂に入れてやりたい。
 けれども、ずっとぐーぐーなっているそいつの腹の音があまりにも可哀想で、目覚めたそいつにおにぎりを与えた。最初は警戒したが、俺が一口食って渡すとはぐはぐと食べ始める。人らしい生き方など忘れたのか、した事もないのか。
「お前、名前はなんて言うんだ」
 四つあったおにぎりの最後を食べるそいつに聞いたが、なんの反応も返さない。耳は聞こえているようだが、そもそも言葉を理解していないのか話しかけられているとも思っていないらしい。
「まあいい。風呂に入るぞ、暴れるなよ」
 腹が満たされたそいつの腕を掴み、風呂場へ向かう。抵抗らしい抵抗を見せなかったから手を繋ぐと握り返された。

 着ている、というより張り付いている、そいつの衣服を脱がせる。痩せ細った身体は骨と皮のようで、下腹が妙にぽこんと膨らんでいる。
 首にはドッグタグを下げており、HACと彫ってあった。裏面には何箇所かの凹みがあり、傷付いたというよりは人工的に凹ませたようだった。ディンプルキーを彷彿とさせる。
 単語の意味はわからないが、そこからもじって「はこ」と呼ぶことにした。見つけた時もゴミ箱に頭を突っ込んでいたしちょうど良いだろう。
 俺は腕と裾をまくり、再びはこの手を握った。
「はい、座って」
 浴室の小さい椅子に座らせ、物置から引っ張り出したシャンプーハットを被せる。汗と埃で絡んだ髪はいっそ切ってしまいたかったが、それも手間がかかりそうだ。
 温度を調節したシャワーを頭に浴びせる。音と勢いにビクッと体を跳ねさせたが、シャンプーハットのおかげか大きく暴れることもない。水を怖がる様子もなかった。

 二度、三度と髪を洗う。ようやくシャンプーが泡立つようになったから、そろそろ十分だろう。
 次は身体だ。柔らかいスポンジにボディーソープを付け、このを洗うからなと手で触れてからスポンジを触れさせる。右手の指先から左足のかかとまでひたすら丁寧に擦った。
 そんな様子をじっと見てくる。信頼と警戒の狭間で見極められているようだ。とはいえ、おにぎりがよく効いたのか懐かれている気がする。
「ん、なんだお前皮被ったままか」
 慎ましく存在するそれは包皮にしっかりと守られていて、泡だらけの手で優しく握るとびくんと身体を跳ねさせた。
 見たところ大きな傷や痣もなく、性的な暴力を受けた様子もない。どのくらい路上での生活を送っていたのだろう。上手に隠れて暮らしていたのか、野生と化して暮らし始めたのはごく最近のことなのか。
「……そうだ、このままだと身体によくないし、俺が皮を剥いてやろう」
 言葉や行為をどれだけ理解しているのかわからないが、ふにふにと小さなそれを揉んでいると小さいながらに固くなっていった。
 揉まれているのも気持ち良さそうにしている表情には愛らしさがあった。

 一旦シャワーで洗い流し、場所をベッドに移した。
 ヘッドボードを背もたれにあぐらをかいて、タオルを重ねて敷く。
「はこ」
 名前を呼びながら俺にもたれさせるようにそこへ座らせる。下は穿かせず、適当なシャツだけ被せた。
 長く伸びた髪はタオルドライしたがまだ湿っていた。それでも見つけた時よりはよっぽどマシだろう。はこも、どこかすっきりした顔をしている。
「はこ、いいか。ここが皮を被ったままだと汚れが溜まってよくない。今から優しく剥いてやるから見てろよ」
 はこは聞いているのかいないのか、俺の胸に頭を押し付け、仰け反り俺を見つめた。俺の喋る口を見てはこもくぱくぱと口を開いたり閉じたりする。それからぺろりと唇を舐めた。
 誘ってるのか?まあいい、最後には残さず全部食べてしまうつもりだから。

 俺はガーゼを手に取り、はこの前に掲げる。
「これはガーゼだ。柔らかくて清潔だからな。ここは繊細な部分でもあるから、ガーゼを使った方がいい」
 はこの萎えているそれにガーゼを被せてゆるく包み込む。その端をはこに持たせるが、動かさないように注意する。
「そのままだと危ないから、ローションを塗って滑りをよくする。ぬるぬるしてるし、これは匂いつきだな」
 ローションをとろりと垂らした。少しずつ量を増やしてガーゼがじっとりとしみていく。
「先をくちゅくちゅ優しく揉んでやろうな。なんだ、はこは仮性か」
 竿を扱きながら先を揉んでやると、すぐに亀頭が顔を出した。
「オナニーしたことあるか? ちんこ触るの。ないか」
 はこはぎゅっとガーゼの端を掴んだまま、自身のことの成り行きをじっと見ている。
「もういいか? はこ、ガーゼでゆっくり擦るんだ」
 はこの手を握り、ガーゼをピンと張らせる。
 綺麗にしないとな、なんて戯言を耳元に吐いて、ゆっくりと擦り付けた。
「ひっ……いあ"っっ」
 ずるり、ひと撫で。悲鳴か息を呑む小さな音を上げてはこの身体がビクビクと跳ねる。
「んんん"ん"ん"」
 ローションガーゼを嫌がるはこの手を強く握って左右に挽いた。撫で付けるたびにぷしっ、ぷしゅっと潮を吹く。
「あああ……」
 真っ赤になった首にキスをしながら、ガーゼ扱きを繰り返す。ぼたぼたと垂れ落ちるのははこの涙と涎で、ローション代わりになってちょうど良いんじゃないかと思う。
「うーーーーっあああっ、んっんっあ! あ!あ!!」
 びしゅっ!びゅるびゅるびゅる、はこの性器が潮を噴き上げた。竿を握り性感剥き出しの亀頭を手のひらでガーゼごと押さえ、手のひらで擦り付ける。手のひらにぶちあたる精液感触が堪らなくて、そのまま擦り続ける。
「ひぃうっっ」
 はこは喉を晒して仰け反り、縋る目で俺を見た。
「出るものなくなるまでごしごしして、綺麗にしような」

終わり

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