GK 丹波
※ツイッターのカオスすぎるマック店内からネタ拝借です!
(だいぶ捻じ曲げてますが; マック関係ないしw)
彼女がお泊りに来て一緒に朝を迎えて幸せな気持ちでいっぱいだった。
ソファーに2人隣り合って座ってのんびりしながら、今日どこに遊び行こうかななんて話している時に、事は起こった。
ブブブブブ…
携帯のバイブ音がしたと思ったら彼女の携帯からで。
彼女はさらりと電話に応答していた。
相手が何を言っているのかまでは分からなかったけれど、電話口から聞こえた声は確かに男のそれだった。
彼氏の俺と一緒にいるのに、どういうことなの。
「あ、すみません、今日はちょっと…。」
ちらりと俺を窺ったのは聞かれちゃ困る内容だから?
今日はちょっとってどういうこと? 俺といるから会えないとかそういう意味?
「あ、明日ならその時間家にいます。 はい。 よろしくお願いします」
さらに目の前で、明日彼女の家で会う約束が交わされ、イライラが募る。
彼女が電話を切るとすぐに押し倒した。
「そんなことされて明日帰すと思ってるの?」
「は?」
突然の事に目を丸くした彼女は次第に眉間に皺を寄せる。
そんな顔しても怖くないよ。
「明日、誰が家に来るの?」
「え、ヤマトだけど…」
彼女の口から男の名前が出て何かがぷつんと切れた。
「へー。俺がいるのに他の男を家に上げるんだ。 いつの間にそんな悪い子になったの?」
「は?え? 何々?!」
「お仕置き」
白い首筋に唇を寄せてきつく吸い上げる。
「痛っ!て、ちょっと跡が」
「他の男となんてヤらせない。 俺じゃなきゃ感じない身体になればいい」
じたばたと抵抗する彼女を男の力で抑え込む。
身動きの取れなくなった彼女は冷や汗をかきながら、渾身の力で叫んだ。
「ばかやろう! 何変な誤解してんだ! ヤマトってクロネコヤマトの宅急便だ!!」
彼女のパジャマにかかっていた手がぴたりと止まる。
「え、たっきゅうびん?」
その言葉を口にすると、彼女の手を拘束していた手や脚の間に割りいれた脚からも力が抜けた。
力ない拘束から勢いよく彼女が抜け出すと、彼女は涙を浮かべながら此方をにらんだ。
「私、こんなに聡の事好きなのに疑われるんだ」
「え、マジごめん!!」
さーっと血の気が引き、必死に彼女に頭を下げる。
一向に直りそうにない彼女の機嫌を取るのに俺の休みはつぶれた。
でも、一緒にいられて幸せなんだけど。
・・・おわれ。
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