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今日俺のクラスに転入生がやってきた。ぴっちりと着こなした制服に染められていない真っ黒な髪の毛。何故だか不良が多いこのクラスで(勿論俺も不良だ)その姿は異様と言えるまでに目立っていた。「あの、苗字名前です。よろしくお願いします」と緊張した面持ちで深々とお辞儀した彼女に、どっと教室に笑い声が響いた。どうやら、このクラスでは珍しい優等生っぽい少女は不良達のお気に召したらしい。


「なあ旦那。あの転入生、苗字って面白いな」


早々にデイダラはぼやいていた。まあ確かに、デイダラみたいなタイプはああいう奴が好きそうだ。純情×純情というか、そんな感じ。だが生憎、俺は興味ない。別にあの転入生が嫌いなわけじゃないが、本当に興味がないのだ。女は何かと面倒だしな。


「次の授業サボる」


一言そうデイダラに告げて、騒々しい教室を出た。特に行くとこはない。ぶらぶらと校内を歩き回る。授業の始まりを知らせるチャイムが鳴った。さて、これから一時間どうすっかな。






随分前に書いてた書きかけ見つけたので載せとく。気が向いたら続き書きます。

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