予告ネタ〜い〜
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双子ってのは、同じクラスにはならないのが通常。
そんな私のクラスには、マフィアである事を隠そうとしないマフィアがいる。
"内藤ロンシャン"
二年の進級で片割れであるツナとクラスが一緒になる予定だ。

〜い〜

マフィアは苦手だ。そりゃ、良いマフィアもいるのは調査済みだけど、彼が率いるトマゾファミリーは少々厄介だ。
「嘆き弾」それは撃たれた者はネガティブになり自己否定をする。つまり相手に弱点をさらけ出す羽目になる。
トマゾファミリーはそれを使って他のマフィアに情報を売り、また強いファミリーに取り入っているファミリーだ。
そんなファミリーのボスであるロンシャンが、原作みたいなただの阿呆である筈がない。

「沢田ちゃん、見て見て、オレっちの彼女!可愛いだろー」

そう言って見せられた写真の人物は、確か某マフィアの幹部の娘ではなかっただろうか…

「あはは、ほんとだまたすんごいの見つけたね!」
「だろだろ!毎日デートしてんだぜー!」

私とツナの事はトマゾに伝わらない様に情報操作しているから今の所ただのクラスメイトとして仲良くしている。

* * *

「沢田、内藤何処行ったか知ってるか?」
「ええっ、何で私に聞くかな?」
「仲良いだろ?」
「…あのな先生、内藤くんは皆に対してあの調子だから。私はただ皆より普通に接してるだけなの、分かるかな?」
「そうか…流石のお前でもあれの相手は無理か」
そう言うと、先生は納得してくれたようだ。
皆の彼に対する評価は正直相手にしたくないタイプ、だ。うん、面倒な性格をしているのは間違いない。私だって彼がマフィアでなければ関わりたくない。


* * *

「君が誰の情報を探っているか分かってる。だから、忠告しに来た」

暗がりと声色を変えているからロンシャンからは誰だか分かってはいない。ただ、圧倒的な威圧感に脂汗が額に浮かんできていた。

「…っ、何で分かった」

「君が知る必要はない。これ以上介入するなら君が今まで築き上げてきた信用を壊す。証拠ならこちらにある。マフィアに流す事など簡単だ」

「…分かった、ボンゴレからは手をひく」

「そう、賢明だ」


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