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政岡「暑い!なんでこんな暑い時にクーラーが壊れんだよ!おい!彩乃!なんでだ!」

五十嵐「知るか」

政岡「知っとけよ!」

五十嵐「意味がわからないし暑苦しいから当たるな。というかそんなに暑いなら脱げばいいだろ」

政岡「脱ぐとかバ……ッ!なに言ってんだよ!?そんな真似できるか!」

五十嵐「ハロウィンの仮装でほぼ全裸だったやつがなにを言ってるんだ……」

政岡「あれは仮装だろ?でもこれは関係ねえじゃねえか……!」
 
五十嵐「お前の照れの基準がわからない」

政岡「とにかく暑いんだよ!どうにかしろ!」

能義「ああ、もう、黙って聞いていたらうるさいですよ貴方達は!人が具合悪くしているというのになんということですか!」

政岡・五十嵐「「なら部屋戻ればいいだろ」」

能義「何を言っているんですか、部屋には誰もいないじゃないですか!誰が私を心配してくれるですか!貴方方見舞いのメール一通すらくれないじゃないですか!」

五十嵐(面倒くせぇ)

政岡「面倒くせぇ」

能義「なんですって?」

神楽「ちょっとぉ〜、ちょっとちょっとぉ〜まじうるさいんだけど君たち〜。そんなに暑いなら外で肝試しでもして体感温度下げてきたらいーじゃん?」

政岡「!!そ、それだ……!」

五十嵐「いや多分違う」


◆ ◆ ◆


政岡「と、いうわけで、肝試しをするぞ尾張元!!」

ハジメ「いや全くわかんねーし」

能義「ルールは簡単です。二人一組でスタートし、校内の至るところに隠された尾張さんの生着替え写真を数多く手に入れた者が勝利です。因みに強奪可」

ハジメ「いやなんかさらっととんでもない言葉挟めれてるし、ってかそれ最早肝試しじゃねえ別の競技じゃねえか」

能義「因みに写真協力は五条祭です」

ハジメ(あの野郎シメる)

政岡「というわけで早速割り箸用意してきたぜ!箸の先に色塗ってあるから同じ色のやつでチームな!」

神楽「流石かいちょー準備いい〜!」

政岡「くく、惚れるなよ?」

五十嵐「おい、御託はいいからさっさとしろ」

政岡「ったく、このデカブツ脳筋男は風情もないんだからな……!ほら尾張元、早く引けよ」

ハジメ(なんか一本だけ異様に飛び出してんだけど……)

政岡「ほら、速くしろってば」

ハジメ「わかったから急かすなって(違うやつ引こう……)」

政岡「ぁ……」シュン

ハジメ(め、めっちゃショック受けとる……)

ハジメ「あ、や、やっぱこっちにするか……」

政岡「!!ははは!なんだお前フェイントかよ尾張元のくせに!」パアア

ハジメ(テンションうるせえ)

政岡「じゃあ次は俺な……」

神楽「……」

バッ(政岡が引いた割り箸を取り上げる音)

政岡「……」

神楽「わぁ〜い、赤だー!ハジメ君と一緒だ〜!」

政岡「ちょっ、ちょっと待てよ!おい!神楽てめえ……」

神楽「はぁ?かいちょーなぁに?あ、まだ引いてないんだよね?早く引いたら?」

政岡「ふざけんな!返せよ俺の割り箸!」

神楽「かいちょーの割り箸ぃ?これ俺のだからー」

ハジメ「おい、お前ら落ち着……」

能義「二人ともお待ちください!尾張さんと同じ赤を引いたのはこの私ですよ!」ババーン

政岡・神楽「「アンタは引っ込んでろ!」」

能義「そんな……せっかく割り箸用意してきたのにそんな言い方……」

ハジメ(自分から白状しやがった)

五十嵐「……チーム決めで盛り上がるのはいいがお前ら大切はこと忘れてないか」

政岡「は?」

神楽「今以上に大切なことってあったっけー?」

五十嵐「俺達全員合わせて五名。二人一組なら一人余るぞ」

三人「ハッ……!」

ハジメ(本気で気付いてなかったのかよこいつら)

五十嵐「そんなことだろうと思い、もう一人、呼んできてやった」

政岡「あぁ〜?彩乃ちゃんなんだかんだ乗り気じゃねえかよー、んん?本当は混ざりたかったのか?あ?」

岩片「そうだな、ハジメだけ呼び出すから寂しくて寂しくて寂しくて俺を呼ばなかったやつらをどうしてやろうかとばかり考えて泣いて待ってたんだぞ」

政岡「解散!解散しろ!ただちに解散だ!!」



オチはないです
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