※ピアッシングもどき

白いやわらかな胸元に顔を寄せて目一杯息をする。
甘い香りがするような気がして胸元に口づける。そのまま強く吸い付けば赤い痕が出来たためそれを舐めた。
相手はびくりと身体を跳ねさせるも抵抗もせず声をあげもしなかった。ぎゅっと目をつむって握りしめた小さな手のひらは震えていた。
それには特に何の反応も返さずに胸の先端を口に入れると舌で押し潰すよう触れた。
もう片方の胸も強弱をつけながら手で触れると抑えきれなかったらしい高い声が相手から出る。
顔を赤らめてはっとしたような表情でこちらを見るがやはり反応は返さないでおく。
別に咎める気も褒める気もないし、本来やりたい事はまだしてない訳だから。
再び胸の先端を指ではじいたりひっぱったりするとやはり抑えきれないらしい高い声がもれる。小さな手のひらは握られたままで赤い唇が震えた。
口づけたままのもう片方をそのまま舐めて吸い付いて噛みつく。細い指がこちらの衣服を掴んだと思えば離さなくなった。

このまま行為を続けてしまっても構わないのだけれど相手は辛いだろう。
泣いて震えて声をあげて怯えて。それは少し可哀想、かもしれない。
同意の上での行為だから何も心配する事はないのだけれど。
相手の胸元から口を離すと下腹部へと手をまわす。
相手の震えた泣きそうな声が俺を呼ぶ。制止の声があがった。
大人しくしろと言えば言われた通り静かになった。

別に愛撫をする訳ではないし相手を気遣う理由もなく。
すんなりと指を数本受け入れたのでそのまま奥をと触れた。
一番奥の内臓が一番近い辺り、子宮の入り口付近をかすめると相手の反応が大きくなる。つるつるとすべるのだけれどそのまま強引に中へと入れるよう指を押し付ける。
勿論中になんか入りはしないが相手が快楽からか痛みからかひっきりなしに声をあげる。やわらかな内壁が狭まって泣きそうな顔をしてびくびくと身体を反応させた。
荒い息をつく相手から指を引き抜いてそろそろと再び胸元に顔を寄せて先端に噛みつく。
相手の反応は小さく悲鳴をあげるがそれだけだ。
口を離すとようやくといった感じになるが針を出して。
皮膚の薄い胸の先端に針を当てる。びくりとしてひっ、と小さく声をあげた。
ぷつりと破れた皮膚から小さな玉のように赤い血が白いなだらかな肌を滑る。
痛いのか彼女の小さな手はこちらの衣服を掴んだまま離さない。ぎゅっと掴んで握りしめたまま痛みに耐える姿は少し可愛らしいと思った。
何度か針で突っつくと痛いというよりは恐怖からか泣き出した。それでも必死に声を我慢して嗚咽を漏らしていた。
赤い液体が胸元を汚す。

そろそろと思いながら針を一気に突き刺した。悲鳴があがる。
ゆっくりやっても良かったが痛みが長引くよりはと思ったからだ。
痛がる彼女を見てゆっくり入れた方が良かったかもしれないなと思いつつ針を抜き差しする。
可哀想になるくらい泣きじゃくり叫び声をあげていた。

針を刺す。