film review

● ドリーム
米ソ冷戦下、アメリカのヴァージニア州NASAで働く黒人女性3人がいた。類い希な頭脳で計算係として働くキャサリン、機械にはめっぽう強く仲間達のとりまとめ役ドロシー、強気なエンジニア志望メアリー。人種、男尊女卑、ソ連との張り合い…様々な問題が待ち受ける中、NASAは有人飛行を成功させるため、キャサリンを重要グループに配属する。3人はそれぞれの持ち場で秘められた力を発揮することができるのだろうか?そして有人飛行を成功させられるのだろうか?

FOXは共和党の後援付きなんですけど、共和党は人種問題に強いので、このあたり後ろ盾があったんだろうな〜などと政治的なことも考えてしまいました。あとヴァージニア州は1960年代当時人種隔離されていて、ウエストヴァージニア州と南北戦争で争っていたりもします。

さて、なんて素敵な映画でしょう!

と、いいますのも、女優さん達がとてもチャーミングでかっこよかったんですよ。主役キャサリン役はタラジ・P・ヘンソンという独特のお顔立ちの女優さん。脇を固める準主役のメアリーがジャネール・モネイ、この方はムーンライトでフアンのパートナー役をやってましたね。覚えてました!同じく準主役のドロシーをオクタヴィア・スペンサーがやっています。彼女は「どこかで見覚えのある顔」してます。なんでだろう(笑)
この3人、ものすごくかわいいの。「こんな時はお酒飲みながらダンスの練習しましょう!」とか、みんな子供いる30代40代のいい年の女性だけど「(噂のハンサム)呼んだから話してきなさいよ」みたいな、とても若いの!それがいい!

一番好きなのはキャサリンの話し方。子供に話す時のシーン、強さと優しさを兼ね備えた母の印象が強いです。自然なお芝居ですし、しゅばらしい。メアリーのボンキュッボンも良い(笑)し、ドロシーのパンチが効いててウィットに富んだ会話の返しも好き!

そいでね、ハンサム俳優キラー?の鶴井が女優さんのお芝居に首ったけになってるだけだと思ったら大間違いなんだぜ君たち!

マハーシャラ・アリさんが出てるんだぜこの作品!!!!!!!!!
ムーンライトでオスカー助演男優賞とった黒人の超イケイケ俳優さんでございやす。いやあ眩しい。眩しいったらアリゃしない。まっっっじでっかっこいいんで。でもマハさん、主演で出てる映画、なかった気がする。もともとテレビ俳優さんだったらしく、割と最近映画出演するようになったみたいなので。ベンジャミンバトン、見ねば。
キャサリンは未亡人でね、女の子3人を育ててるの。教会の礼拝?で顔を合わせた当時軍人だったジム(マハさん)と徐々に恋仲になるけども…続きは本編見て!ジムとキャサリンのぎこちない感じ、隅々まで見たら、分かるよ〜〜つたわってくるよ〜〜。

さて、脇役のイイ男、もう一人いるんですね〜!キャサリンの上司ハリソン役、ケビン・コスナー。ケビン・コスナー、私名前しか知らない俳優さんだった様だ(笑)めっちゃゆうめいな人でびっくりした。今回の有人宇宙飛行計画のチーフにして合理主義の権化。仕事一筋数字にも強いけど頑固で面倒くさい上司!そうだね〜そうだね〜。でもね、ある時キャサリンとのやりとりで、少なくともNASA局内だけでは、合理的な判断がなされたんだよね、ネタバレになるから言わないけど。

ハリソンが会議でキャサリンにチョークを渡すところ、まるでバトンだったね。監督いなせなことするわ〜って感動したぜ。

ネタバレしたい気持ちがあるけれども、ちょおおおおおおおおおおおう良い映画だったので劇場で見て貰いたい。ツイッターで全然あがってこないのが不思議だ。拡散しておこう。
2017/10/12 22:42

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