第四回 本編

ビ「あんたみたいな子を硬派といわず何て言えばいいのよ!!」

ユ「……自分で言うのはおかしな話だが。正常、まとも、常識的……などか?」

ビ「うわっ、真顔で言ったわよこの子……!!」

サ「はは、ユファらしい返答だよ」

ビ「この子いつもこんな感じなのぉ?」

サ「それはほら、印象メッセージを見れば分かるんじゃない?」

ビ「ぐっ、ちゃっかり進めようとしてんじゃないわよー!」

サ「まぁまぁ、いいじゃないか」

ビ「……うぅ、なんか負けた感じがするわ。とりあえず第一印象メッセージいってみましょうか」


+ユファへ+

▽シエラからの第一印象メッセージ▽
なんていうか、真っ直ぐな子なんだよね。ラミーナとは違うタイプで、しっかりしてて頼りになるの! でも、時々天然が入るあたりが可愛いんだよねー(笑)

▽エリーザからの第一印象メッセージ▽
まだまだ未熟なところもあるけれど、敵ながら見所のある少女よ。あぁいう内側が熱い子は嫌いじゃないわ。



ビ「ですってぇ。ふーん、あんた天然入ってんの?」

ユ「なんだそれは。どういう意味だ」

ビ「……これは天然っていうのぉ?」

サ「さぁね。でも俺は嫌いじゃないかな」

ユ「よ、よく分からんが、私は別に天然など入っていない」

ビ「これは本人の意見はアテにならないわねぇ」

ユ「と、とにかく次だ次!」


+サルバナへ+

▽クラウドからの第一印象メッセージ▽
俺は嫌いだ。女と見れば所構わず口説く。少しは気を引き締めろってんだ。とにかく、俺はこいつとは合わねぇ!!

▽フォーワードからの第一印象メッセージ▽
……適合者。それだけだ。


ビ「うっわぁ、相変わらずフォーワードってはつっまんない男ねぇ」

ユ「しかし、私達とは普通こういう関係性であるべきなのではないか」

サ「ま、いがみ合わなきゃそれが一番だけどね」

ビ「それは無理な話よねぇ。あんた達が適合者である限り、ビルダちゃん達だって容赦できないしぃ」

サ「ははっ。それにしても、俺はあの剣士になんて返したらいいんだろうねぇ」

ビ「……正直、ビルダちゃんもあんた苦手」

サ「はは、嫌われちゃってるなぁ俺。でも、こんな紳士他にいないと思うけど?」

ユ「自分で紳士と言っているあたりが胡散臭いんだ」



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