麗らかな春が終わりを告げる頃。
森羅学園高等部は生徒会選挙の話で持ちきりだった。
高校二年生の春日鈴音も、友人の相田美奈と松本唯のその話を聞いていた。
選挙が近づくにつれ、鈴音は妙な予感を感じ始める。
しかし選挙は無事終了する。
そして迎えた生徒会役員認証式。
鈴音は新生徒会長の南啓に突然「生徒会補佐委員」に任命される。
抗議の為に生徒会室に乗り込む鈴音だったが、
そこで自分が「全の姫」であると告げられる。
生徒会役員の面々は鈴音を守る「五獣」と「守人」であると言われ、
鈴音は戸惑いながらも、補佐委員を引き受けることに。
鈴音の使命はこの土地に封印されている「鬼」を、再び封印すること。
そして現れた、謎の妖(あやかし)集団「百鬼夜行」。
百鬼夜行を追うようにして、「御神」と名乗る者達も現れる。
果たして鈴音たちは、無事に使命を果たす事ができるのか――!?
あらすじ