あけましたおめでとうございます
2013/01/01 16:20

<もしも>
キノが最後に、悔しそうに「いってきます」と言って終わるお話を想像してください。
http://shindanmaker.com/283678
キノは納得いかないままに死ぬより、ほがらかにバッドエンドのが似合うなって、でもこれもまたいいかもな
なんだろな、ニノの嘘が剥がれたのだろうか。

ニノの嘘が剥がれてなお、彼女にいいように使われてしまう自分が悔しくて。しかし、そこへまた帰ってくることを望むのは、彼女のついた嘘でできた自分のほうがしあわせだと知っているから。一片の望みを追っていた、過去の彼を追っていた自分がしあわせだったから。



*
<もしも>
「……いってきます」
「ん、どーもよろしくねえ」
けろりとして微笑む彼女はいつも通りで、一体その裏にどれだけの嘘を隠してきたのか。あの時も、あの時もあの時も?考えるだけでおぞましい、ああ憎い人だ。振り返りたくもないが、まだにこにことあの笑顔を浮かべているのだろう。

(そしてまた彼女の元へとかえる、)(逃げられるだなんて思ってないよ)

*

<本編設定>
キノは与えられただけのしあわせの中でしあわせに壊れてしあわせに死んでいく、救いなんてなかった。キノが追っているのは野望に満ちたアカギの姿だけで、記憶も想いもそこで止まっている。ニノから与えられた情報は、アカギがまだ野望を持ちどこかで生きて活動を続けているというもの。Ptのストーリーをもとにしたおはなしだけど、自宅的にはダイパをこじらせてアカギに改心させたようなストーリーになっているので、PtのアカギのわからずやENDはキノの中だけの話であり、ニノの作り出したお話であり、、キノに付いた嘘、となっている。


*
<本編設定>
そのキノのまわり、ホワイト軍の設定も簡潔にちょろっと

丈治@ゾロアークはシンオウにいる頃からキノといて、ギンガ団の事件(キノのサイド)を知ってるので、彼女のトラウマや異変については敏感に感じ取って遠ざける役回り。優しさではあるものの、こいつも彼女の甘やかし要員。

ビリー@ワルビアルはパーティ内で一番賢明な判断をするものの、いまいち押しが弱いのでキノを救い出せない中途半端なポジション。ビリーが頑張ってキノを救い出すルートはないこともないが本編ではないので、これもIFになる。

ジャッキー@ジャローダは都合のいい軟派野郎、キノの過去云々に深入りはしないが、ただただキノに甘えてほしい。

ルクス@シャンデラは、そもそもはキノ一行に興味すらなかった。それがだんだん強くなることを目に見える形で評価してもらえる(強さはよいことである)と自信をつけていくけど、自分のことに精一杯でキノがどうとか仲間がどうとかよくわかんないお年頃。キノって頻繁におかしくなるよね程度の認識

氷山@ヒヤッキーはこれまた自分のことで手一杯、けど彼女は一応パーティの空気に敏感。ただし悪い空気にする根源を自分と勘違いしがち且つ自分はキノの役には立てないと自虐しがち。実際キノの気持ちを晴らすようなことはしてないがそれは役割的に不可能だから気に病むことではないのだった

パティ@ケンホロウは相槌役、でもある。自分ではキノのトラウマに干渉できないとわかっているので、せめて旅を無事に過ごせるようにというかんじ。干渉するのは楽しい旅の間だけでいいわ、と、キノ個人のことには突っ込まないひと。かわりに氷山の内面について考えてる。


*

<もしも>
「理不尽だろ、さっさと手ェ切っちまいな、だからオレは最初から」
「ビリー。」
「なんだよ」
「いいんだ。私が選んだことだから、いいの、ごめん」
「謝んなバカ、よかねェよ」
「ごめんね」
「ほらほらビリー君〜キノちゃんを困らせるんじゃないよ、彼女はいいと言ってるじゃないか!ねえキノちゃん?」
「黙れ軟派野郎、何の解決にもならねェじゃねェか!」
「いいから戻れよジャッキー、ビリーもだ、キノがつぶれちまう」
「あァ?!」
「ふむ、じゃあ戻るとするかな。ごめんねキノちゃん、寂しくなったらいつでも僕を呼んでいいからね!じゃあジョージ君、あとはよろしくね」
「ああ……」
「…………あー、ホント、最後までうるせェ奴……」


ジャッキーは物わかりがいいんだがどうにもきらわれがち



とりあえずここまで

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