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跡部+仁王×不二あとがきと解説@

跡部+仁王×不二鬱々三本立てがやっとこさ完結いたしましたー!わーい!

本気で「わーい!」です。読む分には割とあっさり終わりますが、書いている間かなり陰鬱な気持ちになるので(笑)すごく長い文章を書いた気でいたのに読み返すと「あれっ」。さて、そんなおはなしの落ち着く先がきちんと定まったので晴れ晴れしい気分であとがきのようなものを書き殴っていきたいと思います。

ちなみに、あとがき、解説とは言ってもそもそも大した意味を持ったおはなしではないので「あー!なるほどスッキリ!」とはならないかと思います。場合によってはご自身で想像を広げていった方が面白味のあるおはなしになるかも…?その辺りをご了承のうえで(笑)


舞台は2話目で仁王があれこれ述べている通りどうしようもない程のオンボロアパートメント。隙間風に雨漏りと本当に散々です。ちなみにこの雨漏りは管理人宅の一戸建て築12年で起こった実話です。断熱材ぱんぱん。

貧乏なのかと思いきやお金は有り余っている様子。跡部は陽向で、仁王は日陰でそれぞれ大成しています。敢えて本文中では触れませんでしたが不二くんはなにもしていません。所謂ヒモです。

彼は日中洗濯や布団を干したり、洗い物や掃除をしたり。それから散歩に出掛けて写真を撮ったりしています。もちろん貧乏風を貫く3人は敢えて新聞もとっていないので、散歩の途中通りかかった激安スーパーの店先でチラシをチェックして、そのうちに帰ってきた仁王と共にタイムセールに繰り出します。この辺りは買い込んで来たものをほくほくしながら冷蔵庫にしまう仁王と不二くんを想像していただければ結構かと思います(笑)

片付けを終えたふたりは跡部御用達の高級ソファに身を沈めながらテレビ(ブラウン管だと尚良し)を見たりなんだりしながら暇をつぶします。やがて跡部が帰ってきて、ガラス戸をガシャンッと乱暴に開けて不二くんに怒られます。これは毎日恒例。跡部はもちろんわざとやっています。ささやかな「俺様に構え」アピール。

夕食は跡部の口に合わない激安スーパーで調達された食材たちで作られます。跡部いらいら。そんな様子を楽しげに眺めながら仁王と不二は箸を動かすわけです。そんな不満はお酒にも。安い発泡酒じゃなくてビールが。そもそもビールじゃなくてシャンパンが飲みたい跡部。しかも疲れて帰ってきたというのに、なんのために稼いでいるのかさえ不明な現状が広がっているオンボロアパート。稼いでいるのに暮らしは一向に豊かになりません(笑)

そんな跡部を差し置いて、仁王はLaduréeやらGODIVAやら虎屋やらのお高いスイーツをこっそり買って帰ってきては不二くんとふたりだけでもぐもぐ。もぐもぐ。いいですね。わたしも食べたい。

ここまで。そう、なんといっても跡部が圧倒的に不憫。
一番生活環境にストレスを感じていて、でも一番働いていて、それでいて仁王に抜け駆けされているような圧倒的不憫感。

きっと跡部は真面目なのではないか。仁王や不二は楽天的に受け取れるようなことでも跡部には我慢ならなさそう。もともと貧乏暮しの発案者はきっと仁王です。しかも軽いノリで。不二がそれに賛同してしまえば文句を言いつつも渋々伴走するしかない…。跡部が巻き込まれているのはそんな経緯です。幼馴染には徹底的に弱い。この文中の跡部は不二に激甘で本当に不憫。不憫。そうとしか言いようがないです。


さて、跡部がとにかく可哀相だというおはなしで一旦切りたいと思います!(え…?疲れてなんかいませんよ!?別に解説が予想外に長くてしんどいとか決してそういう…。)跡部の扱いのゾンザイさは本文を読む限りではあまり伝わらないように…なっているかな?管理人の思惑通りに気付かずにいてくださったお客さまは是非もう一度読んでみてください。

跡部が不憫です!(今日のまとめ)

2013/05/06 22:37

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