黒光り(小ネタ)

・ほぼ会話文。not小説、ただの妄想
・夢主いません

***

〜牛〜

「ねぇマグナー。アレ見て」
「何だ?...ってウギャアアアアア!!!!出た、出た!遂に!奴だ!誰かー!!処理班!!!」
「な、何なのアレ...私は王族よ!私の視界から排除しなさい!」

早朝。黒の暴牛を悪い意味で賑やかにさせているのはGである。Gが何の略かはお察し頂きたい。

「あ、オレGは全然大丈夫です!ハージ村にはしょっちゅういたんで!」
「じゃ、じゃあ任せたわよ」
「うっす!あっ、G!待てこらー!!」

カサカサと不気味な音を立てながら逃げるG、追いかけるアスタ。アジトの構造は毎日変わるから、自分がどこに向かっているのかわからないままアスタはGを追いかけ続け、やっと追い詰めた。
ようやく捕まえられる...!と思った矢先、ドアの隙間から向こう側に逃げられた。

「逃がさん!」

確認もせずドアを開けたのが間違いだったと思う。


「あれ!Gが...あ」
「...殺す...」

ドアの向こうには、Gではなくお怒りの団長が。

「いやーあの、わざとじゃないんです!たった今ここにGが「誰がゴキブリだって?テメェぶっ殺されてぇのか、あァ!?」
「殺されたくないです失礼しましたァァァァ!!!」

逃げようとするもそれは叶わず。アスタはヤミに捕まってしまった...。

〜夜明け〜

「きゃああ!アレは何ですの!?」

震えるミモザを咄嗟にかばったクラウスだったが、実は飛べるG。クラウスの眼鏡にGが直撃した。

「うわぁあああ!?」
「きゃああ!!眼鏡不潔!不潔眼鏡!こっちに来ないで下さい!!」
「えっ...」

「何の騒ぎですか」
「おお、ユノ!実はGが...」
「?ああ」

ユノが一瞬でGを彼方にふっ飛ばした。

「フン、ユノに倒せないものなんてないんだから!たとえGでもね!」
「はいはい」

誰も被害を受けずハッピーエンド!に思われたが、クラウスの眼鏡だけが被害者だった...。

〜ライオン〜

「で、出たぞ!!こいつめ、コソコソ逃げ回って...!」

レオが燃やしてやる!と思った瞬間。Gが跡形もなく消え去った。残ったのは少し焦げた匂い。

「あ、姉上!」
「貴様ら...この程度の小虫を恐れるとはどういうことだァァァァ!!加えて掃除が行き届いていないことの表れではないか!!全員正座だ!その軟弱な根性鍛え直す!!」
「はいッッッ!!」

Gのせいで散々な紅蓮の獅子王だった...。

〜鷲〜

そもそもGなんて出ないくらいにアジトが綺麗。

〜薔薇〜

「おい男共!!なんでこんなところにGがいるんだよ!!掃除してんのか!!」
「す、すみません!!!」
「姐さんにこんな汚物を見せるなんてことは出来ない...!」

ソルはすかさず土魔法を発動させ、Gを倒した。

「男の癖によえーなお前ら!罰としてアジト全体の掃除!」

ただただ不憫な碧の野薔薇の男団員達であった...。

〜カマキリ〜

「ひいい!!だ、団長!Gです!フッハ!!」
「カカカッ、こんな虫ケラ如きに何ビビってんだァ?お前もだろうが」
「って俺は虫ケラじゃないですよ!!それより早くGを...!」

危険を察知したのか、突然Gが飛んだ。Gはセッケの耳をかすめて逃げる。

「裂く!!」

ジャックの波動もセッケの耳をかすめていく。そしてGにクリーンヒット。あと数ミリでも動いていれば、耳がお陀仏になっていた...。

〜鹿〜

「わああ!いいねいいね〜!」

動き回るGを見てリルは何かインスピレーションを得たようだ。Gを描こうとするもなかなかすばしっこくて描けない。

「あふふふふ!逃げないでったら!」

すっかり追いかけっこを楽しむリルだった。

〜孔雀〜

「ななななななんと汚らわしい!!!ああ、なんでこんなものが我がアジトに...!」

あまりのショックに倒れるキルシュ。その傍らで眠り続けるドロシー...。

〜シャチ〜

ゾラ曰く、ベスト・オブ・Gが似合う団。中身がG以下な奴らしかいないらしい。なので本物のGが出たところで誰も動じない、だとか...。

ネタ提供:Gが出たときの各団の反応

ごめんなさい、紫苑の鯱全然掴めませんでした...

Thanks to 怜希様!
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