ハリー・ポッターが一年生でシーカーに選ばれたらしい!
ホグワーツはこの話題でもちきりだった。
「・・・あたしも、負けてられない!!」
静かに闘志を燃やす我がルームメイトオリーヴ。
それを傍観する私。
「ナマエもクディッチの経験あるんでしょ!?ちょっと付き合って!」
「ええ!?」
急遽だが、マダム・フーチとフリットウィック先生にも許可をもらい、訓練場でクディッチの練習をすることになってしまった。
「ポジションは?」
「今はチョウがいるから無理だけど、シーカーを希望するわ」
オリーヴは今、グリフィンドールのキャプテン・ウッド並に熱かった。
「さあさあ!来い来い!」
「・・言ったな?」
私は元レイブンクローのビーター。全力でブラッジャーを打ち込んであげることにした。
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「とりゃあああ!!」
「うぉりゃああああ!!」
次第に周りにギャラリーが集まる。その中にはハリーも確認できた。
「「だああああ!!!」」
もう疲れ果てて、決着もつかぬまま私とオリーヴは地面に倒れ込む。
「!ハリー・ポッターよ!見に来てたんだ!」
オリーヴが言った。
「こんにちは、私はオリーヴ・バーロウ。未来のレイブンクローのエースよ。ライバルとしてよろしくね」
シーカーになれてない時点でかなり差開いてると思うけど。
「あー、私はナマエ・ミョウジ。」
「僕はハリー・ポッターだ。よろしく」
「僕はロン・ウィーズリー。」
やったあ!ハリーと知り合えた!
「一年生でシーカーなんて、前代未聞だね!」
「え?なんで知ってるの?このことはまだ秘密のはずなのに」
「ロンのお兄さんたちが騒いでた」
「それだ・・」
ロンが顔を顰めた。
「そうだ、ロン。レイブンクローなら知ってるかもしれない」
「!確かに。・・ねえ、頭が3つもある犬を知ってる?」
「・・・ケルベロスじゃない?」
「そっか!ありがとう!!またね」
ハリーとロンは何か思いついたように去っていった。
(何か面倒ごとに首を突っ込んでなきゃいいけど・・。)
でもなにせあのジェームズの子だ。何かやりかねない。
私はハリー達のこれからやろうとしていることを少しばかり探ることにした。514531