話をしていてわかったことだが、ルームメイトは全員いい子だった。

昔の私のルームメイトは、割と大人しくて、悪戯仕掛人といたずらをやり合う私を奇異の目で見ていた気がする。

でも今回のルームメイトは、校則を普通に破りそうな、およそレイブンクローらしくないいたずらっ子が集結しちゃった感が否めない。

1人目は、ベブ・スチュアート。
この子は見た目はおとなしそうだけど、話してみたらとっても面白いマシンガンだった。

2人目は、オリーヴ・バーロウ。
この子は運動が得意で、小さい頃からクディッチで遊んでたらしい。同性にモテそうだった。

3人目は、ミランダ・ラフォン。
この子はフランス人とのハーフで、超絶美人。でも高慢ちきな感じがしない感じのいい子。

4人目は、ジェシカ・タルコット。
とにかく女子力の塊。ダンスパーティーのとき頼りになりそうだった。

そして私。
見た目は若いままだが、本来の年齢はあの陰険根暗教授と同じなんです、なんて言ったらどうなるのだろうか。

だけど、精神年齢は昔から五歳児と変わらないとか言われ続けていたので、彼女たちについていけそうな気がした。

「で?ナマエはめぼしいイケメン見つけた?」

入学そうそう早くないか。

スネイプには可哀想だが、ここでスネイプと言ったら絶対に引かれるので、取り敢えず無難なクィレル教授の名前を挙げておく。

「わからなくないわ。あのどもりと妙なターバンが無けりゃかっこいいよね」


他にも、ハッフルパフのセドリックや、ハリーの名前などが出た。

「ターバンの中身どうなってるんだろうね」
「さあ・・。ハゲを隠してるのかも」
「ならいっそスキンヘッドにすればいいのにね」

すっかりクィレル教授がハゲという前提で話が進んでいった。

そうして私達は、ハゲのクィレル教授を思い浮かべながら眠りについたのだった。

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クィレル教授好きの方ごめんなさい・・・。
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