思えば、ナマエ ミョウジという人間は、自分にとって何だったのだろうか。


単なるリリーの付属品にしては目立ちすぎていたし、それにあの悪戯仕掛人と名乗る奴らと互角の原点対象生徒。


そうだ、なんてことはない。


リリーの友人というだけだ。魔法薬学だけが苦手で、すこし教えてやっていたというだけの関係だ。


自分にしつこく付き纏うハエみたいなアイツが脳裏に浮かんだ。

だから、ダンブルドアからアイツの死を聞いたときも何も思わなかったはずなのに。

私が愛しているのは間違いなくリリーだ。だが、ナマエ・ミョウジを愛していないのかといえば、嘘になる気がした。
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -