紺碧の棺【予告】




青い海、青い空―



バカンスで訪れた財宝の眠る島







「シノブさん、機嫌よさそうですね」



「当たり前じゃない!降谷さんと二人きりの旅行なんだから!」



「ふふ、そうですね…。旅行中はずっと一緒にいましょう。」







眩しい砂浜、眩しいビキニ、麦わら帽子にサングラス




RX-7に積み込んで持ってきたレジャーシートに大きなパラソルを立てて…








「降谷さん!浮き輪に空気入れてくださーい」



「はいはい、少々お待ちください、お嬢さま。」








水平線上に浮かぶ真っ赤な夕日が沈むと、



夜空には満天の星








「はしゃぎすぎちゃって疲れたね…。」



「何言ってるんですか、夜はまだまだこれから…ですよね?」



「えっ…ちょ、降谷さん…」








甘いバカンスと








…財宝伝説?



300年前に2人の女海賊アン・ボニーとメアリ・リードが遺したというお宝を目指せ―








「はぁ…やっぱりこうなるんですね…」



「もう!降谷さん、はやく!他の人に先越されちゃうでしょー!」








トレジャー・ハンターバトルに参戦し、


これまで誰も解けなかった謎を解くのは誰だ!








「…なんでシノブさんと安室さんがここに?」



「い、嫌だコナンくん!そんな目でみないで欲しいなぁ〜」








二人きりの旅にはイレギュラーゲストがたくさん…?



宝探しのライバルはまさかの実弟―









「目暮警部…それにいつものメンバー!」



「ちょっとぉー!まとめるなんて酷いじゃないですか!!」







さらに東京からわざわざやってきた警視庁捜査一課により、ますますバカンスから遠ざかっていく…





人食い鮫?


強盗殺人?


果てにはか弱い女子高生を狙った人さらい!?








「私、女子高生じゃないんだけど…」



「シノブお姉さま!!そんな場合じゃないです!!」



「…大丈夫だよ、今までどんなピンチも切り抜けてきたじゃない。」








向かう先は伝説の海底神殿…



幾度となく襲い来る危険



いつも守ってくれていた存在はいない



それぞれに必要なのは自分たちで潜り抜ける決意







「必ず助けに来てくれるって信じてるんだよ。だから、蘭ちゃん達も信じて…!」


「俺たちはお互いがどんなに危険なところにいても、相手の手を取りに行くんだよ。」







二人を引き寄せるものは強い信頼








「蘭!う、後ろは任せたよ!」



「…貴女も、大人しく背に隠れてくれる人じゃありませんよね」



「当たり前でしょう。ちゃんと隣にいるわよ!」







背を預ける友人達、隣に立つ恋人達




美しい海に潜む複雑に絡み合う謎に、挑む…!












【紺碧の棺】







「まだバカンスは続いてますか?」

「…もう、仕方ない人なんだから」





○年×月△日スタート!

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -