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■サンプル2
昨日は災難だったなぁ、なんて考えて、昨日のことを思い出したりもした。
「何がボンゴリアン・バースデーパーティーだよ。リボーンのやつ、ふざけやがって」
思えば、一日こうやって、昨日のことの文句を言っていたような気がする。
誰も来ない、からな。
今この時間まで何をして過ごしてたかなんて、もう忘れた。
「あーあ、最悪だ」
オレがそう呟いたのとほぼ同時くらいに、病室の扉が開いた。
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■サンプル1
任務なんてめんどい。最近はずっと弱い奴ばっかり相手にしてるからまじつまんねー。何でこんなに弱い奴らばっかなわけ?意味わかんね。もっと張り合いのある奴いねーのかよ。王子と殺り合うってこと自覚してねーんじゃねぇの?あーまじつまんね。
「お前中々やるじゃん」
『あら、それはどうも』
そんな中オレに一つの任務命令が下った。相手は女、仮にもマフィアだから一般人なんかよりはましだろうなーなんて考えていたけど、違った。ましだなんてレベルじゃねーやコイツ。やっと見つけた、王子と張り合える奴。
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