放課後、部活が休みで教室で真白と話をしていた。そんな折にツナがやってきてそこからはツナと三人で話をした。まだ教室に残ってる奴も何人かいて、そいつらも話していたり中には宿題をしている奴もいた。



「ねぇ山本、率直に訊くけどさ」

「何だ?」

「華紀さんのこと好き?」

「さ、沢田くん!?」



中三になってからツナは雰囲気が一段と変わった。何ていうか、度胸がついてきたみたいな。そんなツナの発言に真白は驚いている。きっと教室にいる奴らには丸聞こえだ。



「まぁ、付き合ってるわけだしな」

「華紀さんも?」

「う、ん、武、好きだよ」

「へぇ」



ニヤニヤするツナ。ひとしきり俺と真白を見てから邪魔はしない方がいいみたいだねと言って教室を出て行った。俺と真白の間にはしばらくの沈黙。同時に鞄を持って立ち上がったのはそれから数分後のこと。



「帰ろうか、武」

「そうだな」

「今日、武とこ行ってもいい?」

「いいぜ!真白が来るなら、何か美味いもん作らねーとな」



学校を出て俺の家へ向かいながら色んな話をする。沢山話しすぎてもう何を話したかが分からなくなった。家に着くと真白を部屋に上げて待ってろと言って台所へ向かった。何を作ろうか暫し迷った末にドーナツを作ることにした。ホットケーキミックスで簡単に作れるからだ。



「お待たせなのな」

「美味しそう!作るの大変だったんじゃない?」

「そんなことないぜ、真白でも作れるのな」

「本当?いただきますっ」



一つ口に入れると真白はすぐに美味しいと言ってくれた。二人で食べるとドーナツはあっという間になくなった。その間も俺と真白の話は途切れることを知らなかった。ごちそうさまでした、と真白が両手を合わせて言った。



「、武」

「どうした?」

「私のこと本当に好き?」

「好き。……っつーより、愛してる」



改めて真白が訊いてくるから、真白に向かい合って真剣に答えた。そうしたら真白は笑顔になって俺に抱きついてきた。私も好き、と真白が可愛く言うから真白にキスをした。



(2011.01.13)



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