雲雀恭弥



「風邪引くよ」
「恭弥」
「何してるの?」
「お月見だよ。ほら、お団子も」
「ふぅん」
「恭弥も一緒にお月見しましょう」
「……」
「私、こうして縁側でお月見することに憧れていたの。しかも私も恭弥も和服だなんて、本当に素敵」
「……月が綺麗だね」
「……!君にいかで 月にあらそふ ほどばかり めぐり逢ひつつ 影を並べん」
「これ以上どうやって一緒にいるつもり?」
「ふふ、そうね」




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