子育て奮闘2







※一応背後注意






サイケと津軽が来てから、もうニ週間がたった。来てから数日間は、ぐずって寝れなかったりしたが、今じゃぐっすりと寝ている。二人ともこの生活に慣れてきたみたいだ。

そんな二人のうちに今、俺はサイケに困っている。サイケは臨也のことを気に入ってるみたいで、常にべったりくっついて俺が近付く隙もない。そのせいで、俺は臨也に全然触れなくて。サイケたちが来てからだから二週間は触ってない。来るまでは毎日でも触っていた臨也に触れないとなれば、俺だって欲求不満になるしイライラだって溜まる。
そしてついに俺にチャンスが来た。遊び疲れたのかサイケと津軽は寝室でお昼寝をしだした。神様が我慢してた俺にご褒美くれんだな。まぁ、俺は神様とか信じている訳じゃないが。

「ようやく寝たよ、あの二人」

「お疲れ」

臨也は寝室から出てきて一言そう言った。ソファに座っていた俺の側に来たところを引き寄せ抱き締めた。

「ちょ、静ちゃんなに!?」

「臨也不足だ。充電させろ」

そうやって言えば、さっきまで暴れてたのが静かになった。¨……そう、仕方ないな¨なんて呟いてるけど、顔はきっと真っ赤なんだろうな。かわいい。臨也に触れんの久しぶりだ。臨也の匂いいいな、やっぱり落ち着く。ギュッと思わず強く抱き締めてしまった。

「静ちゃん、ちょっと痛いよ」

「あ、悪ぃ」

抱き締めてた臨也を離せば、ちょっと寂しいみたいな顔して。このやろー、かわいいじゃねえかよ!

「ちょっとなに?別に離してほしくないなんて思ってないから」

俺の行動が怪しいと思ったのか、臨也が一言。ツンデレなのか、しかも上目遣い。これは襲っていいってことなのか?そうだよな?その細い肢体をソファに組み敷いた。そのまま臨也の唇に俺のを重ねる。

「…んんっ、静ちゃん!サイケたちが」

「ちょっと黙ってろよ」

俺はそう言い、再び臨也の口唇を塞いだ。舌先で唇をつつけば少し開いてその隙に臨也の舌を絡めとる。甘い声を上げる臨也に俺はますます興奮する。服を捲り上げ、臨也の乳首を摘まめば甲高い声を上げた。

「んぁっ、んん、しずちゃ、そこやぁ」

「やだって言う割りに感じてんじゃねーかよ」

俺がニヤッて笑えば、臨也は顔を真っ赤に染めた。

「そんなんじゃないもん」

「素直になれよ、こっちはもう固いぜ?」

臨也の自身を握り込んでみる。そうすればまた甘い声を漏らす。ズボンの上から擦りあげれば臨也はちょっと腰を揺らした。

「腰、揺れてるぜ?直接触ってやるよ」

臨也のズボンに手をかけ、下ろそうとした瞬間¨ガチャ¨とリビングのドアが開く音がした。

「いざやくん、トイレ」

寝起きなのか単語しか話さないサイケがいた。臨也は自分の格好を改めて見て真っ赤になり、そのあと服を直してサイケの元に向かう。

「トイレなの?じゃあ、一緒に行こうか」

「あれ?いざやくん、目の下赤いよ?どうしたの?」

「なんでだろう?わかんないや」

臨也は困ったように笑う。自分でも気付いているだろうが臨也はいつも行為中泣く癖がある。それもまたかわいい。つか、これおあずけ状態だよな。おあずけで気分が下がって俯いていたら、陰ができた。なにかと思って顔をあげればサイケが仁王立ちしていた。そして、俺をキッと睨み付け

「いざやくん、いじめちゃダメだからね!」

言うだけ言ってサイケは臨也の元に駆け寄る。それを聞いた臨也は狼狽えていた。

「いや、あのね。俺は静ちゃんに苛められてた訳じゃ……いや、苛められてたのか?」

そこ疑問に思うなよ。確かに苛めてたけど、手前だって悦んでたじゃねーかよ。

「やっぱりしずおくんにいじめられてたんだね!」

「まぁ、そうかな?けどね、サイケ。俺は静ちゃんが好きだから大丈夫なんだよ、むしろ嬉しいの」

そう言い笑う臨也はめちゃめちゃ綺麗に見えた。嬉しいこと言ってくれるじゃねーか。きっと俺は顔を赤くしただろう。

「そうなの?」

「うん。あ、サイケ!トイレ行かないと!」

「ああ!漏れちゃう!」

サイケと臨也は思い出したようにトイレに向かう。リビングを出る前に臨也がこっちを振り向き口パクで

¨またあとでね¨

と小さく笑って、サイケとリビングをあとにした。
なんだよ、かわいいじゃねーか。俺は思わず頬は緩んだ。今日は寝かせないからな、覚悟しとけよ。心の中でそう呟いた。