『…刻さん、いい加減に』
「質問に答えたら離してやる」
『………』
顔がひきつりそうなのを押さえてしぶしぶ頷けばにっと怪しい笑みを浮かべる相手
「お前の異能はなんだ?」
『……催眠ですよ』
「……へぇ」
『ほら、離しください』
「い「四番離してやり」いつ起きたんだヨ!!」
おそらく04は嫌だと言うつもりやったんやろうな、ため息をつけば寝ていた筈の03が現れて04の手を拘束する
『……、』
「はよ行けや」
「おい 遊騎!』
『おおきに、ゆうき』
「「……」」
道を開けてくれたゆうきをぽんぽんと撫でてから五号室へ向けて歩き出した。
「……お前 何したんだヨ」
「なんもしてへん」
「でもあいつお前のこと呼び捨てに…って何で笑ってんだヨ!!」
「……」
bkm